杉田と日比野のシングルス出場が内定 [東京2020]

写真は左が日比野菜緒、右が杉田祐一(Getty Images)


 日本テニス協会(JTA)は国際テニス連盟(ITF)より東京オリンピックのシングルス出場圏内に入った選手として、杉田祐一(三菱電機/ATP107位)と日比野菜緒(ブラス/WTA84位)について通知を受信したと発表した。

 オリンピック出場の基準となる世界ランキング(男子ATP/女子WTA)は、フレンチ・オープン終了後の6月14日発表のもので、シングルスでは西岡良仁(ミキハウス/ATP56位)、錦織圭(日清食品/ATP57位)、ダニエル太郎(エイブル/ATP104位)、大坂なおみ(日清食品/WTA2位)、土居美咲(ミキハウス/WTA81位)が、ダブルスでは錦織/マクラクラン勉(イカイ/ATPダブルス42位)、青山修子(近藤乳業/WTAダブルス14位)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/WTAダブルス14位)がランキング上位者としてすでに出場が内定している。

 6月14日発表の男女世界ランキングを受け、ITFは国内オリンピック委員会と各国および地域のテニス協会に「出場資格のある選手」を通達している。1ヵ国の最大エントリー数は男女ともに合計最大6人、シングルスは最大4人、ダブルス、混合はそれぞれ最大2組となっている。対象選手の出場意思の確認とともに、現在も選考は進んでいる。

男子シングルス出場内定
西岡良仁(ミキハウス/ATP56位)
錦織圭(日清食品/ATP57位)
ダニエル太郎(エイブル/ATP104位)
杉田祐一(三菱電機/ATP107位)

女子シングルス出場決定内定
大坂なおみ(日清食品/WTA2位)
土居美咲(ミキハウス/WTA81位)
日比野菜緒(ブラス/WTA84位)

1ヵ国および地域最大エントリー数
男女ともに合計最大6人、シングルスは最大4人、ダブルス、混合はそれぞれ最大2組

シングルス本戦出場選考方法(男女各64ドロー)
2021年6月14日発表のATP/WTAシングルス・ランキングに基づいて、56選手がダイレクト・アクセプタンス(本戦ストレートイン)となる。ひとつの国内オリンピック委員会(NOC)で最大4人までが選ばれる。64ドローのうち、残りの8選手については最終選考枠(ITF Place)として、大陸枠、過去の金メダリスト、グランドスラム大会優勝者らに振り分けられる。

男子シングルス上位日本選手
西岡良仁(ミキハウス/ATP56位)
錦織圭(日清食品/ATP57位)
ダニエル太郎(エイブル/ATP104位)
杉田祐一(三菱電機/ATP107位)
--------
内山靖崇(積水化学工業/ATP116位)

女子シングルス上位日本選手
大坂なおみ(日清食品/WTA2位)
土居美咲(ミキハウス/WTA81位)
日比野菜緒(ブラス/WTA84位)
--------
奈良くるみ(安藤証券/WTA170位)

ダブルス本戦出場選考方法(男女各32ドロー)
2021年6月14日発表のATP/WTAダブルス・ランキングで10位以内の選手が本戦出場の権利を得る。ペアは同じ国内オリンピック委員会(NOC)の選手で、同シングルスか同ダブルスのランキングが同日付で300位以内であること。また、そのほかの最大24組は、同シングルスか同ダブルスの高いランキングを合算した合計ランキングが少ない順から選ばれる。

ダブルス開催国枠
開催国のもっとも同ランキングが高い組が出場権を得る。2人の合計ランキングが300位以内であること。

男子ダブルス出場内定選手
錦織圭(日清食品/ATPシングルス57位)
マクラクラン勉(イカイ/ATPダブルス42位)

女子ダブルス出場内定選手
青山修子(近藤乳業/WTAダブルス14位)
柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/WTAダブルス14位)

混合ダブルス本戦出場選考方法(男女各16ドロー)
シングルスかダブルスに出場している選手の中で、シングルスかダブルスの高いランキングを合算した合計ランキングが少ない順から選ばれる。

混合ダブルス開催国枠
開催国のもっとも同ランキングが高い組が出場権を得る。2人がシングルスかダブルスのどちらかに出場していること。

※混合ダブルスにおいては、7月27日に国内オリンピック委員会が混合ダブルスのエントリーを行う。選手はシングルスかダブルスに出場していること。

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写真◎Getty Images

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