プリスコバが3度目の優勝、ダブルス準優勝のバーティは約束通り賞金を寄付 [ブリスベン国際]

オーストラリア・ブリスベンで開催された「ブリスベン国際」(WTAプレミア/1月6~12日/賞金総額150万ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)がマディソン・キーズ(アメリカ)に6-4 4-6 7-5で競り勝ち、ここ4年で3度目となる同大会優勝を遂げた。

 世界ランク2位のプリスコバは男女を通し、ブリスベンで3度優勝した初のプレーヤーだ。彼女は過去に2017年と昨年、ここで優勝していた。

 元世界1位の大坂なおみ(日清食品)を倒すのに3時間近くを必要とした準決勝同様、プリスコバはキーズを退けるのに2時間7分を費やし、勝つために大奮闘しなければならなかった。

「今日は私の最後の踏ん張りだった。今週、私はコート上でかなり長い時間を過ごしたわ。ついに明日はお休みとなる」とプリスコバはコメントした。彼女はまた、もし1月20日から始まるオーストラリアン・オープンでいいパフォーマンスができなければ、この優勝は大きな意味を持たないとも言い添えた。

「素晴らしい年の始め方だわ。でももちろんグランドスラム大会でもほかのどの大会でも、次の大会ではゼロからのスタートとなる。誰も『彼女は2週間前に大会に勝った!』などとは考えたりははしない」

 競った第1セットを取ったとき、プリスコバのサービスはいいリズムに乗っていた。それから彼女は第2セットの序盤でブレークしたが、キーズはそこから巻き返して勝負を最終セットに持ち込んだ。

 やはり競った第3セットでキーズのバックハンドのミスがプリスコバに自分のサービスゲームで試合を終わらせるチャンスを与えたが、キーズはブレークバックして5-5と追いついた。しかしキーズの次のサービスゲームでプリスコバはまたもブレークし、今回はチャンスを逃さず試合にとどめを刺した。

「今日、自分が驚くべきテニスをしたとは思わない。それでもしっかりと戦うことができていたから、そこから得られる多くのポジティブなことがいくつもあるわ」とキーズは振り返った。「私は緊張感のある競った瞬間に冷静さを保ち、気持ちを切り替え次のポイントに素早く集中できていたことをうれしく思う」。

女子シングルス優勝のカロリーナ・プリスコバ(チェコ/左)と準優勝のマディソン・キーズ(アメリカ/右)
BRISBANE, AUSTRALIA - JANUARY 12: Karolina Pliskova of The Czech Republic holds the winners trophy after the finals match against Madison Keys of the USA during day seven of the 2020 Brisbane International at Pat Rafter Arena on January 12, 2020 in Brisbane, Australia. (Photo by Chris Hyde/Getty Images)

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