最後のピースをゲットしたクレイチコバ/シニアコバが女子ダブルスで主要タイトル総なめの『スーパースラム』を達成 [USオープン]
今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の女子ダブルス決勝で第3シードのバーボラ・クレイチコバ/カテリーナ・シニアコバ(ともにチェコ)が序盤の劣勢を覆し、キャサリン・マクナリー/テイラー・タウンゼント(ともにアメリカ)を3-6 7-5 6-1で倒して栄冠に輝いた。試合時間は2時間10分。
クレイチコバ/シニアコバが四大大会でタイトルを獲得したのは、7月の(イギリス・ロンドン/グラスコート)以来で通算6度目となる。2021年に東京オリンピックで金メダルに輝いたふたりは2018年と21年にフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)と今年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)も制しており、同ペアでの『生涯ゴールデンスラム(四大大会全制覇+オリンピックの金メダル)』を成し遂げた。
2021年シーズンのクレイチコバ/シニアコバは東京オリンピックを含む14大会でプレーし、6月のロラン・ギャロスと11月のWTAファイナルズ(メキシコ・グアダラハラ/ハードコート)など5勝を挙げてWTA(女子テニス協会)の最優秀ダブルスチーム賞に選出された。
WTAファイナルズでも勝っているクレイチコバ/シニアコバは、女子ダブルスで主要タイトル(四大大会+オリンピック+ツアーファイナル)を総なめにする『スーパースラム』を達成した。
今大会でのクレイチコバ/シニアコバは1回戦でニカ・ニクレスク/エレナ ガブリエラ・ルース(ともにルーマニア)を6-3 1-6 6-3で、2回戦でアナ・ボグダン(ルーマニア)/サブリナ・サンタマリア(アメリカ)を6-2 6-2で、3回戦で第15シードの青山修子(近藤乳業)/チャン・ハオチン(台湾)を6-2 6-0で、準々決勝で第5シードのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/ジュリアーナ・オルモス(メキシコ)を6-3 6-7(4) 6-3で、準決勝では第10シードのニコール・メリカ マルチネス(アメリカ)/エレン・ペレス(オーストラリア)を6-3 6-7(4) 6-3で破って決勝進出を決めていた。
20歳のマクナリーはコリ・ガウフ(アメリカ)との“マクココ(McCoco)”ペアで臨んだ昨年の大会でも決勝で敗れており、2年連続準優勝となった。26歳のタウンゼントは出産を経て今年4月に復帰し、グランドスラム大会で過去最高成績をおさめた。
勝利を決めた瞬間のバーボラ・クレイチコバ(右)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)(Getty Images)
写真◎Getty Images
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