18歳フィスが母国の大先輩ガスケを倒してツアー本戦初勝利「リシャールに勝ったことは自信以上のもの」 [南フランス・オープン]

写真は2022年ロレックス・パリ・マスターズでのアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「南フランス・オープン」(ATP250/フランス・モンペリエ/2月6~12日/賞金総額63万705ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した18歳のアルトゥール・フィス(フランス)が母国の大先輩でもあるリシャール・ガスケ(フランス)を7-5 7-5で倒す番狂わせをやってのけた。

 昨年11月にパリ・マスターズで予選を突破したフィスは1回戦で敗れたていたため、これは彼にとってツアーレベルでのマッチ初勝利となった。

「本当にうれしい。厳しい試合だった。お互いにいいプレーをしていけど、僕は第1セット終盤で本当にいいプレーができたからそのあと少しリラックスすることができた。勝つことができて本当によかったよ」とフィスは試合後にコメントした。

 フィスは次のラウンドで、第4シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦する。上位4シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

「この勝利は大きな自信になる。今季の出だしから一度しか負けていないから自信は膨らんできているけど、正直に言ってリシャールに勝ったことは自信以上のものだ。超大きな自信だ。ロベルトに対しても同じことができるよう頑張るよ」とフィスは語った。

 敗れたガスケは試合後の記者会見で「主導権を握るにはパワーが足りなかった。彼は僕よりも強いショット打っていたけど、僕はボールが重く感じてあまりフィーリングがよくなかった」と試合を振り返り、「彼はいいプレーをしている。強いショットが打てて動きも俊敏だ。どこまでいけるかはわからないけど、彼の未来は非常に明るいと僕は確信しているよ。彼は正しいメンタリティを持っており、間違いなくそれがもっとも重要なことだ」と後輩を評価した。

 この日はシングルス1回戦がもう1試合行われ、ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)がコンスタン・レスティエンヌ(フランス)に6-7(3) 7-5 6-2で逆転勝利をおさめた。

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写真◎Getty Images

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