エース対決で内島萌夏が競り負け、タイ戦はダブルス決着へ [ビリージーンキングカップ◎アジア・オセアニア地区グループⅠ]

写真は内島萌夏(安藤証券/ネットの右)とマナンチャヤ・サワンカエウ(タイ/左から2人目)(写真提供◎公益財団法人日本テニス協会)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by BNPパリバ」アジア・オセアニア地区グループⅠ(4月11~15日/ウズベキスタン・タシケント/ハードコート)の第2戦「日本対タイ」の第2試合で日本の内島萌夏(安藤証券:単144位)がタイのマナンチャヤ・サワンカエウ(単394位)とのエース対決に4-6 7-5 5-7で競り負け、1勝1敗でダブルスを迎えることになった。

 3度目の代表入りとなった21歳の内島がシングルスでプレーしたのはこれが8試合目だったが、戦績は5勝3敗となった。第1試合は本玉真唯(島津製作所:単179位)がアンチサ・チャンタ(単520位)を6-1 6-1で下し、日本が先勝していた。

 この結果でサワンカエウは、内島とのジュニア時代からの対戦成績を2勝2敗のタイに追いついた。プロ大会では2019年10月にホアヒン(W150/ハードコート)の決勝で対決し、内島が6-2 6-4で勝っていた。

 日本は昨年のアジア・オセアニア地区グループⅠ(4月12~16日/トルコ・アンタルヤ/クレーコート)で全勝優勝を飾ったが、プレーオフ(11月11、12日/東京都江東区・有明コロシアム/室内ハードコート)でウクライナに1勝3敗で敗れてふたたびグループⅠに回っていた。

 2023年から新監督となった杉山愛(NPO法人パームインターナショナル湘南)にとって、この大会が初陣となる。

 ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップ(デ杯)と同様にITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

 各地域ゾーンは1ヵ所集中開催で、各対戦はシングルス2試合+ダブルス1試合の3試合によって争われる。今回のアジア・オセアニア地区は6ヵ国(日本、中国、インド、韓国、ウズベキスタン、タイ)による総当たり戦を行い上位2チームが来季のファイナルズ予選出場をかけた11月のプレーオフに進出することができ、下位2チームはグループⅡに自動降格となる。

※文中の世界ランクは4月10日付

アジア・オセアニア地区グループⅠ◎第2戦|日本(1勝0敗)1-1 タイ(0勝1敗)

第1試合 ○本玉真唯(島津製作所:単179位)6-1 6-1 ●アンチサ・チャンタ(単520位)
第2試合 ●内島萌夏(安藤証券:単144位)4-6 7-5 5-7 ○マナンチャヤ・サワンカエウ(単394位)
第3試合 青山修子(近藤乳業:複18位)/穂積絵莉(日本住宅ローン:複57位)vs プンニン・コバピクテッド(複387位)/ピアンタン・プリプーチ(複133位)

※オーダーは変更の可能性あり

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写真提供◎公益財団法人日本テニス協会

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