背中の疲労骨折を経て復活のバドーサがペグラから初勝利で準々決勝へ「今日はすべてうまくいったと思う」 [チャイナ・オープン]

写真はパウラ・バドーサ(スペイン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「チャイナ・オープン」(WTA1000/中国・北京/9月25日~10月6日/賞金総額895万75610ドル/ハードコート)の女子シングルス4回戦で、第15シードのパウラ・バドーサ(スペイン)が第2シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-4 6-0で退けベスト8進出を決めた。

 先にサービスダウンを喫したバドーサは第6ゲームでブレークバックに成功し、第1セット4-4から最後の8ゲームを連取して1時間4分で試合を締めくくった。8月のシンシナティ準決勝を含めふたりはこれが4度目の対決だったが、ペグラは初黒星を喫した。

「彼女(ペグラ)は絶対に対戦したくない選手のひとりなの。とても安定したフラットなショットでコースの打ち分けも凄くうまいから、厳しい戦いになることはわかっていた。昨日は試合に備えて準備していたけど、今日はすべてうまくいったと思う」とバドーサは試合後にコメントした。

「今日は動きがよくてフォアハンドもバックハンドもうまく打てたし、戦い抜くことができた。ジェシカとの対戦ではいつもそうだけど、彼女はいつでも逆転できるからどのポイントも重要だった。正直に言って、この勝利は本当にうれしい」

 背中の疲労骨折に苦しみ約半年の離脱を経て1月に復帰した元世界ランク2位のバドーサがトップ5の選手から勝ち星を挙げたのは、2022年1月にシドニーの決勝で当時4位のバーボラ・クレイチコバ(チェコ)に6-3 4-6 7-6(4)で勝って以来となる。

「私はトップ10選手に勝つような結果を求めていた。だから準々決勝に進出し、次の試合で新たなチャンスがあることが本当に幸せだわ」とバドーサは話した。

 バドーサは次のラウンドで、第23シードのマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)を6-4 6-2で破って勝ち上がったジャン・シューアイ(中国)と対戦する。ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したジャンは今大会までマッチ24連敗中だったが、4試合連続でストレート勝利を飾った。

 そのほかの試合では第4シードのココ・ガウフ(アメリカ)が3-6 6-4とした時点で大坂なおみ(フリー)が腰のケガを理由に棄権したため勝利が決まり、予選勝者のユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)は第10シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)を7-5 6-3で倒す番狂わせを演じ、勝ち上がった両者が準々決勝で対決することになった。

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写真◎Getty Images

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