東京で腹筋を負傷したベレッティーニが接戦を制して2回戦へ「健康な状態で戻ってくることができてうれしい」 [ロレックス上海マスターズ]

写真はマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス上海マスターズ」(ATP1000/中国・上海/10月2~13日/賞金総額1029万8535ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、元世界ランク6位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)がクリストファー・オコネル(オーストラリア)に7-6(9) 7-6(6)で競り勝った。

 競り合いとなった第1セットをタイブレーク1-5から巻き返して先取したベレッティーニは第2セット5-4からブレークバックを許したが、ふたたびもつれ込んだタイブレークで迎えた2度目のマッチポイントをものにして2時間13分でATPマスターズ1000大会での今季初勝利をもぎ取った。

 1週間ほど前に東京の2回戦でアルトゥール・フィス(フランス)から第1セットを先取しながら腹筋のケガで棄権を余儀なくされていたベレッティーニは、「健康な状態でここに戻ってくることができてうれしい」と試合後のオンコートインタビューで語った。

「メンタル的に大変だった。健康でいるためにはどうしたらいいのか考え過ぎてうんざりしており、そのことについてできるだけ考えないように努力していたんだ。それが試合での目標のひとつだった。自分の状態について考えず、試合や雰囲気を楽しむことが大事なんだ。今日はそれができたと思う」

 ベレッティーニは次のラウンドで、第12シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日プレーした地元中国勢はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した19歳のジョウ・イー(中国)が背中を負傷した西岡良仁(ミキハウス)の途中棄権で2回戦に駒を進めたが、ジャン・ジジェン(中国)はジズー・ベルグス(ベルギー)に4-6 3-6で敗れた。

 そのほかの試合ではタロン・グリークスプア(オランダ)、マルコス・ギロン(アメリカ)、ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)、アレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン)、ロマン・サフィウリン(ロシア)、ジャウメ・ムナール(スペイン)、ヤクブ・メンシク(チェコ)、ダビド・ゴファン(ベルギー)、予選勝者のマッティア・ベルッチ(イタリア)とテレンス・アトマン(フランス)、ワイルドカードを得て参戦した元世界3位のスタン・ワウリンカ(スイス)、予選勝者の綿貫陽介(SBC メディカルグループ)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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