チチパスがダブルス参戦を取り消すもグランドスラム3大会連続の早期敗退「皮肉な結果」 [オーストラリアン・オープン]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、20歳のアレックス・ミケルセン(アメリカ)が2023年大会準優勝者で第11シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を7-5 6-3 2-6 6-4で倒す番狂わせを演じた。

 安定したサービスゲームを展開して2セットを連取したミケルセンは2度サービスダウンを喫して第3セットを落としたが、一進一退で迎えた第4セット4-4から最後の2ゲームを連取して2時間43分で勝利をもぎ取った。

「僕がこんなにいいプレーをしたのは恐らくアレックス・デミノー(オーストラリア)と対戦した昨年のロス カボス(2回戦でミケルセンが6-4 6-1で勝利)ときだけだと思う。それまであれほどクリーンにボールを打てたことはなかった。今日はそのときほどではなかったかもしれないけど、凄くいいプレーができた」とミケルセンは試合を振り返った。

「僕には対ステフ(チチパス)用のプランがあったんだけど、あれだけ攻撃的ないいプレーができればもっとこれを試したくなってしまうよ。このようなプレーができれば他の選手たちにも通用すると感じている」

 グランドスラム大会で2度決勝に進出した実績を持ち2週目の常連だったチチパスだが、ここ3大会連続で2回戦までに姿を消すことになった。

「かなり皮肉な結果だ。この大会で上位に進出するつもりだったから、まずはダブルスでプレーしないことを考えたのに…」とチチパスは悔しさを滲ませた。

「罰が当たったんだと思う。今大会では期待していたようなプレーもできず、結果も出すことができなかった。エネルギーを温存し、できれば大会の終盤にフレッシュな状態でいることを目指していたんだけどね」

 四大大会で初めてトップ20の選手から勝ち星を挙げたミケルセンは次のラウンドで、予選勝者のマルティン・ランダルーセ(スペイン)を6-4 6-3 6-4で破って勝ち上がったワイルドカード(主催者推薦枠)のジェームズ・マッケイブ(オーストラリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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