ガルシアに前年の借りを返した大坂がUSオープンで敗れたムチョバに対する2回戦へ「私は難しいドローが大好き」 [オーストラリアン・オープン]

写真は前年の雪辱に成功して3年ぶりの勝ち星を挙げた大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)がカロリーヌ・ガルシア(フランス)を6-3 3-6 6-3で振りきり3年ぶりの勝ち星を挙げた。

 2度ずつ相手のサービスゲームを破ってセットを分け合ったあと大坂が第3セット第3ゲームでブレークに成功し、4-3から最後の2ゲームを連取して1時間45分で試合を締めくくった。

 ふたりはこれが5度目の対決だったが、大坂が3勝2敗と勝ち越した。両者は昨年の大会でも1回戦で顔を合わせ、ガルシアが6-4 7-6(2)で勝っていた。

「前にもあったような感じがしたけど、昨年のことじゃなかった。私が優勝した2021年に彼女(ガルシア)と対戦(2回戦で大坂が6-2 6-3で勝利)したのを覚えている。そのことを少し考えていたわ」と大坂は試合後にコメントした。

 前哨戦のオークランドで決勝に進出した大坂は腹筋のケガにより第1セットを6-4で先取したあとに棄権を余儀なくされたが、MRI(核磁気共鳴画像)検査の結果は「素晴らしくはないが悪くもなかった」と大会前に説明していた。

 昨年のUSオープン後にパトリック・ムラトグルー氏をコーチとして迎えた大坂は、「カロリーヌと過去に何度か対戦したときは彼女のサービスにかなり圧倒されたのを覚えている。でも今日は少し楽に感じたわ。その部分ではパトリックが凄く助けてくれたから」と話した。

「彼がいくつかヒントをくれたから、私はそれを活用するだけだった。そうしたら突然少し予測しやすくなったの。正直に言って彼のおかげだわ。彼女のサービスに関する具体的なヒントだった」

 2019年&21年大会チャンピオンの大坂は次のラウンドで、ナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)を6-1 6-1で破って勝ち上がった第20シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)と対戦する。

 ふたりは昨年のUSオープンでも2回戦で激突し、ムチョバが6-3 7-6(5)で勝っている。

「私は難しいドローが大好きなの。それが一番楽しいわ。難しいドローを乗り越えてこそ、自分が最強だと証明できる訳だから」と大坂は次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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