ナバーロがNCAAチャンピオン対決の1回戦でスターンズに逆転勝利 [オーストラリアン・オープン]

写真は試合後にお互いの健闘を称え合うエマ・ナバーロ(アメリカ/右)とペイトン・スターンズ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、第8シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)が同胞のペイトン・スターンズ(アメリカ)に6-7(5) 7-6(5) 7-5で逆転勝利をおさめた。

 タイブレークの末にセットを分け合ったあとスターンズは第3セットで5-3とリードしたが、ナバーロが続く4ゲームを僅か3ポイントしか落とさず連取して3時間20分で競り勝った。

 昨年のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)から8大会連続10度目(2019年全米の予選敗退を含む)のグランドスラム出場となる23歳のナバーロは、昨年のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で自己最高のベスト4をマーク。初参戦だった昨年の全豪では2試合を勝ち上がり、3回戦でダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)に2-6 6-2 1-6で敗れていた。

 バージニア大学1年だった2021年5月にNCAA(全米大学体育協会)テニス選手権のシングルスで優勝した実績を持つナバーロは昨シーズンにトップ10入りを果たし、過去最高のシード順位で四大大会に臨んでいる。

 同じ2001年生まれのスターンズもまたテキサス大学オースティン校でカレッジテニスを経験しており、ナバーロの翌年にNCAAチャンピオンになっている。

 ナバーロは次のラウンドで、ユリア・グラベール(オーストリア)を6-1 7-5で破って勝ち上がったワン・シユ(中国)と対戦する。

 そのほかの試合では第9シードのダリア・カサキナ(ロシア)、第15シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)、エマ・ラドゥカヌ(イギリス)、ワン・ヤファン(中国)、エリカ・アンドレエワ(ロシア)が2回戦に駒を進めた。

 第26シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)は2021年USオープン優勝者のラドゥカヌに6-7(4) 6-7(2)で競り負け、初戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、Qは予選勝者

大会3日目◎1月14日|主な試合結果

女子シングルス1回戦

○81ベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)[15] 4-6 7-5 6-2 ●82フリア・リエラ(アルゼンチン)[Q]

○84エリカ・アンドレエワ(ロシア)6-1 7-6(6) ●83ジェン・サイサイ(中国)

○97エマ・ナバーロ(アメリカ)[8] 6-7(5) 7-6(5) 7-5 ●98ペイトン・スターンズ(アメリカ)

○99ワン・シユ(中国)6-1 7-5 ●100ユリア・グラベール(オーストリア)

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○110ワン・ヤファン(中国)3-6 6-3 6-4 ●109アンナ・ボンダール(ハンガリー)

○112ダリア・カサキナ(ロシア)[9] 6-1 6-3 ●111ビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)

○122エマ・ラドゥカヌ(イギリス)7-6(4) 7-6(2) ●121エカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)[26]

○124アマンダ・アニシモワ(アメリカ)6-2 6-3 ●123マリア ルルデス・カルレ(アルゼンチン)

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写真◎Getty Images

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