2022年大会準優勝者の大坂が劣勢を克服して初戦に勝利「できる限り長くコートにいようと考えていた」 [マイアミ・オープン]

写真は試合後に握手を交わす大坂なおみ(フリー/左)とユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月18~30日/賞金総額896万3700ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)が予選勝者のユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)に3-6 6-4 6-3で逆転勝利をおさめた。

 立ち上がりに0-5とリードを許して第1セットを落とした大坂は2-4から4ゲームを連取して第2セットを取り返し、第3セット第4ゲームでブレークしたリードを最後まで守りきって2時間28分で1月のオーストラリアン・オープン以来となる勝ち星を挙げた。

「自分のプレーがあまりよくないことはわかっていたけど、マイアミは自分のホームだと思っているからできる限り長くコートにいようと考えていた」と大坂は試合後のオンコートインタビューで語った。

「(初戦敗退に終わった)インディアンウェルズでは強引に打ち込んでいこうとし過ぎていたから、もっと脚を動かそうと心掛けた。必要があればコートの端から端まで走るつもりだったし、彼女が勝つにしても3時間はプレーさせようと思っていた」

 2022年大会準優勝者の大坂は次のラウンドで、第24シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日プレーした地元アメリが勢はアシュリン・クルーガー(アメリカ)、ソフィア・ケニン(アメリカ)、アリシア・パークス(アメリカ)、アン・リー(アメリカ)との同士討ちを3-6 6-4 6-2で制した予選勝者のテイラー・タウンゼント(アメリカ)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したヘイリー・バティスト(アメリカ)、ローレン・デービス(アメリカ)が2回戦に駒を進めたが、クレア・リュー(アメリカ)とキャティ・マクナリー(アメリカ)は敗れた。

 ビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)がマクナリーを6-3 2-6 6-3で振りきり、リンダ・フルビルトバ(チェコ)は同じ予選勝者のリューを7-5 4-6 6-3で退けた。

 そのほかの試合ではマグダ・リネッテ(ポーランド)、レベッカ・スランコバ(スロバキア)、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)、ルチア・ブロンゼッティ(イタリア)、ソラナ・シルステア(ルーマニア)、予選勝者のエレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)とレベッカ・マサロバ(スイス)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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