フレンドが男子シングルスで金メダルを獲得、吉本菜月とのミックスダブルに続く個人種目2冠を達成 [FISUワールドユニバーシティゲームズ2025]

写真は男子シングルスで金メダルを獲得したフレンド・ジェイ ディラン ハラ(アリゾナ大学)(写真提供◎FISUワールドユニバーシティゲームズ2025テニス競技日本代表チーム)


 国際大学スポーツ連盟(FISU)が主催する「FISUワールドユニバーシティゲームズ(2025/ライン ルール)」テニス競技(ドイツ・ノルトライン ヴェストファーレン州エッセン/7月17~26日/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第13シードのフレンド・ジェイ ディラン ハラ(アリゾナ大学)が第12シードのトビー・サミュエル(イギリス)に6-1 4-6 7-5で競り勝ち金メダルに輝いた。

 父がニュージーランド人で母は日本人のフレンドは吉本菜月(筑波大学)とのペアで参戦したミックスダブルでも前日に行われた決勝でアンジェラ・オクトイ/ケール シャリン・シャー(ケニア)に6-3 6-3で勝っており、個人種目2冠を達成した。

 今大会でのフレンドは1回戦でレナト・カベロ(チリ)を6-1 6-0で、2回戦でアミール・ミルシェフ(ウズベキスタン)を6-1 6-0で、3回戦で第4シードのイゴール・アガフォノフ(ロシア:中立個人選手)を6-1 6-4で、準々決勝でルカ・シュテーヘリ(スイス)を7-5 7-5で、準決勝ではジェームズ・コンネル(イギリス)を6-3 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 先に行われた女子シングルス決勝では、第11シードのエスター・メリ(スロバキア)が第2シードのアレフティナ・イブラギモワ(ロシア:中立個人選手)を6-3 1-6 7-5で倒して金メダルを獲得した。

 ワールドユニバーシティゲームズとはFISUが主催する学生を対象にした国際総合競技大会で、原則として2年ごとに開催される。1959年に「ユニバーシアード競技大会」としてイタリア・トリノで第1回夏季大会、1960年にフランス・シャモニーで第1回冬季大会が開催された。

 当初は奇数年に夏季大会、偶数年に冬季大会が行われていたが、1980年代から夏冬ともに奇数年に開催されている。2021年夏季大会から「FISUワールドユニバーシティゲームズ」として行われることになった。

FISUワールドユニバーシティゲームズ2025テニス競技|日本代表チーム

男子選手◎フレンド・ジェイ ディラン ハラ(アリゾナ大学)、髙悠亜(日本大学)、丹下颯希(日本大学)、田中佑(筑波大学)

女子選手◎吉本菜月(筑波大学)、大橋麗美華(慶應義塾大学)、山口花音(関西大学)、カジュール・オヴィアンジュ(フリー)

男子監督◎宮地弘太郎(男子ヘッドコーチ/大阪体育大学)

女子監督◎細木祐子(女子ヘッドコーチ/園田学園女子大学)

トレーナー◎安田忍(白鵬女子高等学校)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

テニス競技最終日◎試合結果

男子シングルス決勝

○24フレンド・ジェイ ディラン ハラ(日本/アリゾナ大学)[13] 6-1 4-6 7-5 ●56トビー・サミュエル(イギリス)[12]

女子シングルス決勝

○25エスター・メリ(スロバキア)[11] 6-3 1-6 7-5 ●64アレフティナ・イブラギモワ(ロシア:中立個人選手)[2]

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写真提供◎FISUワールドユニバーシティゲームズ2025テニス競技日本代表チーム

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