大坂なおみが勝利目前で左脚を負傷も前年覇者ラメンスを倒して初の8強入り [木下グループジャパンオープン]

写真はDongfeng Voyah武漢オープンでの大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 国内開催のWTAツアー公式戦「木下グループジャパンオープン」(WTA250/大阪府大阪市・モリタテニスセンターうつぼ/本戦10月13~19日/賞金総額27万5094ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードの大坂なおみ(フリー)がディフェンディング・チャンピオンのスーザン・ラメンス(オランダ)を7-6(6) 3-6 6-2で振りきり初のベスト8進出を決めた。

 競り合いの末に5度目のセットポイントをものにして第1セットを先取した大坂は第2ゲームでサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セットで5-0からのレシーブゲームで左脚を負傷しながらも2時間20分で何とか勝利をもぎ取った。

 同大会に8年ぶり5度目の出場となる27歳の大坂は、2014年と16年に本戦で1勝ずつをマーク。前回プレーした2017年は第6シードで臨んだが、1回戦で2022年に引退した奈良くるみに3-6 0-6で敗れていた。

 この結果で大坂は、ラメンスとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は2016年6月にスヘルトーヘンボス(WTA250/グラスコート)の2回戦で一度顔を合わせており、大坂が6-2 6-2で勝っていた。

 今大会での大坂は月曜日に行われた1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した園部八奏(IMG)を6-0 6-4で破り、同大会でのマッチ3勝目を挙げていた。

 夏の北米ハードコートシーズン3大会でプレーした元世界ナンバーワンの大坂はWTA1000シリーズのモントリオールで準優勝を飾ったあとUSオープン(アメリカ・ニューヨーク)で4強入りしてトップ20復帰を果たし、世界ランク16位で今大会を迎えている。

 大坂は次のラウンドで、ジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)と対戦する予定になっている。クリスティアンは2回戦で、第8シードのジェシカ・ボウサス マネイロ(スペイン)を0-6 6-4 6-2で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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