シナーがジョコビッチを抜くマスターズ史上最長のマッチ32連勝でベスト4に進出「記録のためにプレーしている訳じゃない」 [イタリア国際]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月6~17日/賞金総額823万5540ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が第12シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-2 6-4で退けベスト4に進出した。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したシナーは第2セット4-1から一度だけサービスダウンを喫したが、残りのサービスゲームをきっちりキープして1時間32
分で勝利を決めた。

「彼(ルブレフ)は非常に危険な選手だ。彼が最高のプレーをすれば倒すのはかなり難しい」とシナーは試合後に語った。

「今日はお互いにベストのプレーができなかったと思うけど、ここのコンディションは凄く厳しい。だから適応しようと最善を尽くした。もちろんとても満足している。僕にとって特別な大会だからね」

 昨年11月のパリからATPマスターズ1000大会で負け知らずのシナーは同カテゴリーでの連勝を「32」に伸ばし、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と並んでいた最長記録を更新した。

 シーズン最初のマスターズ5大会すべてで4強入りしたのは、2010年と11年にやってのけたラファエル・ナダル(スペイン)以来でシナーが2人目となる。

 マドリッドで史上初となるマスターズ5大会連続制覇を果たしたシナーはローマではタイトルを獲得しておらず、今大会で勝てばジョコビッチしか成し遂げていない『ゴールデンマスターズ(マスターズ9大会全制覇)』を達成することができる。

 同大会に2年連続7度目の出場となる24歳のシナーはドーピング違反による出場停止処分明けだった昨年に初めて決勝まで勝ち進んだが、カルロス・アルカラス(スペイン)に6-7(5) 1-6で敗れていた。

「僕は記録のためにプレーしている訳じゃない。自分自身のストーリーを作り上げるためだ」とシナーは胸の内を明かした。

「同時にそれは僕にとって大きな意味があることだけど、明日はまた別の日だ。相手も変わるしコンディションも違う。母国でプレーするのはメンタル的に負担が大きいけど、その一方で絶対にベストを尽くそうと努力しているんだ」

 初の地元優勝を目指すシナーは次のラウンドで、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のマルティン・ランダルーセ(スペイン)を1-6 6-4 7-5で破って勝ち上がった2023年大会チャンピオンで第7シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦する。

 3月のマイアミで予選から準々決勝まで勝ち進んだランダルーセは先月にトップ100デビューを果たしたが、今大会での活躍でランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで62位に浮上した。

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写真◎Getty Images

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