最大の優勝候補シナーが第3セット5-1から逆転負け、セルンドロ弟が2回戦で世紀の大金星 [フレンチ・オープン]

写真は第3セット5-1からの逆転負けで2回戦敗退に終わったヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月24日~6月7日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、最初の2セットを連取した第1シードのヤニク・シナー(イタリア)がフアン マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン)に6-3 6-2 5-7 1-6 1-6で敗れる番狂わせが起きた。

 完全に主導権を握って第3セット5-1と勝利目前まで迫ったシナーはが暑さの影響でフィジカル的に苦し始めて失速し、6ゲームを連取して形勢を逆転したセルンドロが最後の3セットを連取して3時間36分でキャリア最大の勝利をもぎ取った。

 今シーズンのシナーは1月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の3回戦でケイレンに見舞われたが、第3セット1-3の場面でヒートポリシー(酷暑対策のルール)が適用されてロッド・レーバー・アリーナの屋根が閉じられたあとエリオット・スピジーリ(アメリカ)を4-6 6-3 6-4 6-4で破って危機を乗り越えていた。

 シナーは3月のインディアンウェルズからATPマスターズ1000シリーズ5大会連続優勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)しか成し遂げていなかった『ゴールデンマスターズ(マスターズ9大会全制覇)』を達成して今大会を迎えたが、今季の連勝は「30」でストップした。

 同大会に7年連続出場となる24歳のシナーは初めてトップシードとして臨んだ昨年の大会で決勝まで勝ち進み、第4セットでチャンピオンシップポイントを握りながらもカルロス・アルカラス(スペイン)に6-4 7-6(4) 4-6 6-7(3) 6-7(2-10)で惜敗したが自己最高成績をマークしていた。

 昨年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で初優勝を飾ったシナーは全豪(2024~25年)と全米(2024年)でもタイトルを獲得しており、全仏で勝てば『生涯グランドスラム(キャリアを通して四大大会全制覇)』を達成することができる。

 最大の優勝候補を倒す大金星を挙げたセルンドロは次のラウンドで、ヴィート・コプシバ(チェコ)と20歳のマルティン・ランダルーセ(スペイン)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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