予選から始まったフワリンスカのシンデレラストーリーは本戦デビューから決勝へ「夢を見ているみたいな感じ」 [フレンチ・オープン]

写真は予選からマッチ9連勝で決勝進出を果たしたマヤ・フワリンスカ(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月24日~6月7日/クレーコート)の女子シングルス準決勝で世界ランク114位のマヤ・フワリンスカ(ポーランド)が第25シードのディアナ・シュナイダー(ロシア)を7-6(4) 6-4で倒し、予選からマッチ9連勝で四大大会制覇に王手をかけた。

 グランドスラム大会の同種目で予選勝者が決勝に進出したのは、2021年USオープンで優勝を飾ったエマ・ラドゥカヌ(イギリス)以来でオープン化以降2人目の快挙となる。

 同じくロラン・ギャロスの本戦初出場で決勝に進出したのは1971年のイボンヌ・グーラゴング(オーストラリア)と73年のクリス・エバート(アメリカ)に次ぐ3人目だが、フワリンスカはそれを予選からやってのけた。

 3-1からブレークバックを許したフワリンスカは1時間17分かかった第1セットをタイブレークの末に先取し、第2セット第2ゲームまでサービスダウンが続いたあと3-4から最後の3ゲームを連取して2時間10分で勝利をもぎ取った。

 これはふたりにとってツアーレベルでの初対決だったが、ツアー下部大会では2022年4月にイスタンブールで開催されたクレーコートのW60大会準決勝でプレーしてシュナイダーが6-4 6-4で勝っていた。

「正直に言って、夢を見ているみたいな感じかしら。何が起こっているのかわからないし、何と言っていいのかもわからない。とにかく凄く幸せよ」とフワリンスカは試合後のオンコートインタビューで語った。

「(予選から戦って体力的には)あまりよくはない。世界のトップ選手たちと毎日対戦するのは大変だけど、グランドスラム大会だから全力を尽くしかない。不満なんてまったくないわ」

 ツアー下部大会を主戦場としてきたフワリンスカは今月にマークした113位がシングルスの自己最高だが、決勝に進出したことでトップ20入り目前まで浮上することが確実となっている。

 フワリンスカはキャリア最大の決勝で、第15シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)を6-1 6-3で破って勝ち上がった第8シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)と対戦する。

「ミルラの試合を観たけど、本当に見事だった。だから決勝ではまた凄い経験ができると思う。もちろん全力を尽くす。グランドスラム決勝なんだから」とフワリンスカは次戦を見据えた。

「今はまずこの瞬間を楽しみたい。少しは気分転換も必要だしね。あとはすべてを出しるために可能な限りリカバリーできるよう願っている」

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写真◎Getty Images

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