上地結衣がバイスを下して3連覇に王手、デ グロートの待つ決勝へ [フレンチ・オープン・車いすの部]

今年ふたつ目のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の車いすの部の女子シングルス準決勝で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)がマジョレーン・バイス(オランダ)を6-4 7-5で倒し、3連覇に王手をかけた。試合時間は1時間56分。

 全仏に6年続7回目の出場となる上地は、2014年にシングルスでのグランドスラム初タイトルを獲得。昨年の大会では、2年連続3度目の優勝を飾った。

 今大会での上地は、1回戦でジウリア・カポッチ(イタリア)を6-4 6-2で破って勝ち上がっていた。

 この結果で上地は、バイスとの対戦成績を20勝4敗とした。今シーズンは1月にメルボルン(ITF1シリーズ/ハードコート)では準々決勝で対戦し、上地が6-3 6-2で勝っていた。

 上地は決勝で、第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)と対戦する。デ グロートは準決勝で、アニーク・ファンクォト(オランダ)を6-4 6-7(5) 6-4で下しての勝ち上がり。

 カポッチとのペアでダブルスにも出場している上地は、第1シードのデ グロート/ファンクォトとの初戦を控えている。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会は、男子シングルスで国枝慎吾(ユニクロ)が3年ぶり7度目の優勝、女子シングルスは上地が大会連覇を果たした。男子ダブルスではステファン・ウッデ/ニコラ・パイファー(ともにフランス)が2連覇、女子ダブルスはデ グロート/ファンクォトが制した。

※写真はシングルス1回戦での上地結衣(三井住友銀行)
撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU

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