上地結衣がファンクォトを下し、大谷桃子との日本人対決の決勝が実現 [フレンチ・オープン車いすの部]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の車いすの部の女子シングルス準決勝で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)がアニーク・ファンクォト(オランダ)を6-2 6-2で退け、2年ぶりの優勝に王手をかけた。試合時間は1時間13分。

 ロラン・ギャロスに7年続8回目の出場となる26歳の上地は、2014年にシングルスでのグランドスラム初タイトルを獲得。3連覇を目指していた昨年の大会では、決勝でディーダ・デ グロート(オランダ)に1-6 0-6で敗れて準優勝に終わっていた。今大会の1回戦では、マジョレーン・バイス(オランダ)を6-7(7) 6-2 6-1で破って勝ち上がっていた。

車いすテニス2020|PHOTOアルバム

 今シーズンの上地は2月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で3年ぶりにチャンピオンの座に返り咲いており、今大会でグランドスラム2冠目を目指している。

 上地は決勝で、大谷桃子(株式会社かんぽ生命保険)と対戦する。大谷は準決勝で、第1シードのデ グロートを7-5 6-4で下しての勝ち上がり。

 ジョーダン・ワイリー(イギリス)とのペアで第2シードとしてダブルスにも出場している上地は、初戦でバイス/シャーロット・ファマン(フランス)と対戦する予定になっている。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会は、男子シングルスでグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)が3年ぶり2度目、女子シングルスはデ グロートが初優勝を飾った。男子ダブルスではフェルナンデス/国枝慎吾(ユニクロ)が初タイトルを獲得し、女子ダブルスはディーダ・デ グロート/ファンクォトが2連覇を達成した。(テニスマガジン)

※写真は昨年のフレンチ・オープンでの上地結衣(三井住友銀行)(撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU)

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