大谷桃子が前年女王を倒す金星で決勝進出を決める [フレンチ・オープン車いすの部]
今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の車いすの部の女子シングルス準決勝で、大谷桃子(株式会社かんぽ生命保険)が大会連覇を目指していた第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)を7-5 6-4で倒す金星を挙げ、決勝進出を果たした。試合時間は1時間13分。
両者は過去2度対戦していたが、いずれもデ グロートがストレートセットで勝っていた。
9月のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)でグランドスラム初出場を果たした25歳の大谷は、初戦で上地結衣(三井住友銀行)との日本人対決に2-6 6-7(5)で敗れていた。今大会の1回戦ではクオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)を6-4 6-1で破り、グランドスラム2大会目で初勝利を挙げていた。
大谷は決勝で、第2シードの上地とアニーク・ファンクォト(オランダ)の勝者と対戦する。
モンジェーヌとのペアでダブルスにもエントリーしている大谷は、初戦で第1シードのデ グロート/ファンクォトと対戦する予定になっている。
車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。
昨年の大会は、男子シングルスでグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)が3年ぶり2度目、女子シングルスはデ グロートが初優勝を飾った。男子ダブルスではフェルナンデス/国枝慎吾(ユニクロ)が初タイトルを獲得し、女子ダブルスはデ グロート/ファンクォトが2連覇を達成した。(テニスマガジン)
※写真はイメージ(Getty Images)
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