大坂なおみが右手負傷でバーテンズとの準々決勝を棄権 [BNLイタリア国際]

WTAツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(WTAプレミア5/イタリア・ローマ/5月13~19日/賞金総額345万2538ドル/クレーコート)の女子シングルス準々決勝に勝ち進んでいた第1シードの大坂なおみ(日清食品)が右手のケガで棄権したため、第6シードのキキ・バーテンズ(オランダ)が不戦勝でベスト4に進出した。

 大坂が試合前に棄権を決断したのは、4月のシュツットガルト(WTAプレミア/室内クレーコート)に続いて今季2度目となる。

 ローマに3年連続出場となった大坂は、昨年の1回戦で元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を倒して初勝利。2回戦では、シモナ・ハレプ(ルーマニア)に1-6 0-6で敗れていた。

 今大会での大坂は、初戦となった2回戦でドミニカ・チブルコバ(スロバキア)を6-3 6-3で、3回戦ではミハエラ・ブザネスク(ルーマニア)を6-3 6-3で破って8強入りを決めていた。

 両者の過去の対戦成績は、1勝1敗のイーブンだった。初対戦だった2016年2月のアカプルコ(WTAインターナショナル/ハードコート)の1回戦は大坂が6-4 6-2で、昨年10月のWTAファイナルズ(シンガポール・シンガポール/室内ハードコート)のラウンドロビンでは大坂の途中棄権でバーテンズが勝っていた。

 2018年シーズンの大坂は、3月にインディアンウェルズ(WTAプレミア・マンダトリー/ハードコート)でツアー初優勝を果たし、9月にはUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で日本テニス史上初めてシングルスでグランドスラムのタイトルを獲得。今年1月にはオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でグランドスラム2大会連続制覇の偉業を達成し、世界ナンバーワンの座に就いた。

 バーテンズは準決勝で、ジョハナ・コンタ(イギリス)とマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)の勝者と対戦する。

※写真は大坂なおみ(日清食品)
ROME, ITALY - MAY 17: Naomi Osaka of Japan attends a press conference after withdrawing during Day six of the International BNL d'Italia at Foro Italico on May 17, 2019 in Rome, Italy. (Photo by Paolo Bruno/Getty Images)

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