大坂は初戦突破、ムグルッサは1回戦負け [ムトゥア・マドリッド・オープン]
スペイン・マドリッドで開催されている「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/5月4~11日/賞金総額702万1128ドル/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、大坂なおみ(日清食品)が2016年大会の準優勝者、ドミニカ・チブルコバ(スロバキア)を6-2 7-6 (6)で破って2回戦に進んだ。
また、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)は故障のため試合の途中で棄権し、ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)はペトラ・マルティッチ(クロアチア)にストレートで敗れた。
世界ランク1位でUSオープンとオーストラリアン・オープンのチャンピオンである大坂は、チブルコバに対して8本のサービスエースを含めた43本のウィナーを叩き込み、1時間55分の試合をものにした。
「1回戦を突破できて、ただただうれしいわ」と大坂は試合後にコメントした。
「私は1回戦でもっともナーバスになると感じている。それに、特にクレーコートでチブルコバと対戦するのは、私にとって厳しいことよ」
大坂は2回戦で、サラ・ソリベス トルモ(スペイン)と対戦する。ソリベス トルモは、ワイルドカード(主催者推薦枠)同士の対戦で同胞のララ・アロア バレーナ(スペイン)を6-4 3-6 6-1で倒して勝ち上がった。
第11シードのウォズニアッキは背中下部の故障のため、第1セット0-3となったところで、アリゼ・コルネ(フランス)に対する試合を途中棄権しなければならなかった。
一方、マルティッチはイスタンブールでキャリア初タイトルを獲った1週間後に、グランドスラム大会を2度制したムグルッサを7-5 7-6(2)で倒す番狂わせに成功した。
マルティッチは次のラウンドで、第4シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)と対戦する。ケルバーはレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)のサービスゲームを6度ブレークし、6-3 6-2でストレート勝ちした。
マドリッドで2度の優勝経験を持つ第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は、予選を勝ち上がったマルガリータ・ガスパリアン(ロシア)を6-0 6-4で退けた。
第5シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)は18歳のデヤナ・イエストレムスカ(ウクライナ)を5-7 7-6(5) 6-3でかわすために、1セットダウンから挽回して戦い抜かなければならなかった。
そのほか、第8シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)とビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)も無事に1回戦を勝ち抜いた。一方、第13シードのマディソン・キーズはワイルドカードで出場のソラナ・シルステア(ルーマニア)に6-3 4-6 1-6と、3セットの戦いの末に敗れた。
この日はそのほかにも、3つのシードダウンがあった。第6シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)がポリーヌ・パルモンティエ(フランス)に4-6 6-7(6)で、第15シードのワン・チャン(中国)がドナ・ベキッチ(クロアチア)に5-7 4-6で、第16シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)はヴィクトリア・クズモバ(スロバキア)に5-7 4-6で、いずれもストレートで敗れた。(C)AP(テニスマガジン)
過去5年の女子シングルス優勝者
2018年 ペトラ・クビトバ(チェコ)
2017年 シモナ・ハレプ(ルーマニア)
2016年 シモナ・ハレプ(ルーマニア)
2015年 ペトラ・クビトバ(チェコ)
2014年 マリア・シャラポワ(ロシア)
※写真は、3日に行われた大会プレゼンテーションでメディアに囲まれるガルビネ・ムグルッサ(スペイン)
Garbiñe Muguruza during the presentation of the Mutua Madrid Open tennis tournament at the Prado Museum in Madrid on 3rd May, 2019. (Photo by Juan Carlos Lucas/NurPhoto via Getty Images)
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