シャポバロフのクレーシーズンは1回戦負けでスタート [ロレックス・モンテカルロ・マスターズ]

ATPツアー公式戦の「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月14~21日/賞金総額558万5030ユーロ/クレーコート)のシングルス1回戦で、第15シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)がヤン レナード・ストルフ(ドイツ)に7-5 3-6 1-6 で敗れ、クレーコートシーズンの出だしでつまずいた。
20歳のシャポバロフは、ロジャー・フェデラー(スイス)に準決勝で敗れたマイアミ・オープンのハードコートでの進撃のあとに、この大会にやって来た。
しかしモンテカルロのクレーコートは、ダイナミックなショットを打つシャポバロフのよさを発揮させてくれなかった。ノーシードのストルフは彼のサービスを攻略し、16本のブレ―クポイントのうち6つをものにした。
ストルフの次の相手は、前日に勝ち上がりを決めていたグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)となる。ディミトロフは昨年の同大会で準決勝に進出し、そこでラファエル・ナダル(スペイン)に敗れていた。
前年度覇者のナダルは、実現すれば最多記録更新となる12度目のタイトルを目指す挑戦を、水曜日に同胞のロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に対してスタートさせることになる。バウティスタ アグートはこの日、ジョン・ミルマン(オーストラリア)を3-6 6-1 6-1で倒して勝ち上がった。
ナダルは、右膝の故障のため先月のインディアンウェルズでフェデラーに対する準決勝を棄権して以来、プレーしていなかった。ナダルは月曜日の記者会見で、2週間前に練習を始めて身体の調子はいいと感じていると明かしていた。
世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、2回戦でフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)と対戦することになった。ジョコビッチは過去の10対戦のうち8試合で勝っていたが、コールシュライバーはごく最近、インディアンウェルズでジョコビッチを倒したばかりだ。
また、第10シードのダニール・メドベデフ(ロシア)、第11シードのマルコ・チェッキナート(イタリア)、第13シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)、第16シードのダビド・ゴファン(ベルギー)らも2回戦に駒を進めたが、第12シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)と第1シードのカイル・エドマンド(イギリス)は敗れた。
メドベデフは1度もブレークポイントに直面することなく、ジョアン・ソウザ(ポルトガル)を6-1 6-1で退けた。昨年のフレンチ・オープン準決勝進出者のチェッキナートは、第1セット4-0とリードした時点で対戦相手のダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)が棄権したため勝ち上がった。
また、ゴファンが予選勝者のギド・アンドレオッシ(アルゼンチン)を6-1 6-4 で下したが、フォニーニはより厳しい試合を強いられた。
血の気の多いことで知られるフォニーニは、ノーシードだが才能には定評のある21歳のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に4-6 7-5 6-4で競り勝った。フォニーニは逆転勝利をおさめる過程で、観客たちを味方につけていた。地理的にイタリアに近いこともあり、モンテカルロにはイタリア人の観客も多く詰めかけている。
一方、バシラシビリがマートン・フクソービッチ(ハンガリー)に5-7 6-3 1-6で、エドマンドはディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に6-4 3-6 1-6で敗れた。
そのほかの試合では、ミカエル・ククシュキン(カザフスタン)、ラドゥ・アルボット(モルドバ)、ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)、マルティン・クーリザン(スロバキア)、ワイルドカード(主催者推薦枠)のジャウメ・ムナール(スペイン)、予選勝者のロレンツォ・ソネゴ(イタリア)が初戦を突破した。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はデニス・シャポバロフ(カナダ)
MONTE-CARLO, MONACO - APRIL 15: Denis Shapovalov of Canada plays a forehand against Jan-Lennard Struff of Germany in their first round matchduring day two of the Rolex Monte-Carlo Masters at Monte-Carlo Country Club on April 15, 2019 in Monte-Carlo, Monaco. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)
Pick up
-
PR | 2025-03-14
『日本一を目指して』——ノアインドアステージの日本リーグでの歩み
テニスの日本リーグは男女とも1986年に始まった日本実業団の
-
2025-03-31
【ITテニスリーグ】第28回大会は日鉄ソリューションズが3年ぶりに優勝!
ITスポーツ連盟が主催する「第28回ITテニスリーグ」が3月
-
2025-04-02
本格的なテニストレーニングを体験しよう!---第65回テニマガ・テニス部「テニスフィジバト道場」
テニマガ・テニス部 部活プログラム著者がライブで解説&指
-
2025-04-02
ただいま5名ご案内可能(4月2日 12時35分現在、先着順)---第64回テニマガ・テニス部「テニス丸ごと一冊サービス[技術の修正] 解説編」
テニマガ・テニス部 部活プログラム著者がライブで解説&指
-
2025-02-04
強豪校の練習法 テニス 大商学園高校式メニュー(吉田有宇哉/著、笹井伸郎/監修)2月5日発売!
強豪校の練習法シリーズ 陸上競技、バドミントン、バレーボー
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] (堀内昌一 著)書籍&電子書籍、QRコード付/動画視聴可
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
Pick up
-
PR | 2025-03-14
『日本一を目指して』——ノアインドアステージの日本リーグでの歩み
テニスの日本リーグは男女とも1986年に始まった日本実業団の
-
2025-03-31
【ITテニスリーグ】第28回大会は日鉄ソリューションズが3年ぶりに優勝!
ITスポーツ連盟が主催する「第28回ITテニスリーグ」が3月
-
2025-04-02
本格的なテニストレーニングを体験しよう!---第65回テニマガ・テニス部「テニスフィジバト道場」
テニマガ・テニス部 部活プログラム著者がライブで解説&指
-
2025-04-02
ただいま5名ご案内可能(4月2日 12時35分現在、先着順)---第64回テニマガ・テニス部「テニス丸ごと一冊サービス[技術の修正] 解説編」
テニマガ・テニス部 部活プログラム著者がライブで解説&指
-
2025-02-04
強豪校の練習法 テニス 大商学園高校式メニュー(吉田有宇哉/著、笹井伸郎/監修)2月5日発売!
強豪校の練習法シリーズ 陸上競技、バドミントン、バレーボー
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] (堀内昌一 著)書籍&電子書籍、QRコード付/動画視聴可
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ