ジョコビッチがセットを落とすも3回戦へ「大会の残りに役立つはず」 [USオープン]

今年ふたつ目となるグランドスラム「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月31日~9月13日/ハードコート)の大会3日目は、トップハーフの男女シングルス2回戦と男女ダブルス1回戦が行われた。

 女子のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と違って男子の第1シードとしてプレーするノバク・ジョコビッチ(セルビア)は3回戦に進出し、2020年の連勝記録を「25」に更新する過程で短い調子の低下に見舞われただけだった。彼はアーサー・アッシュ・スタジアムの第2試合で、カイル・エドマンド(イギリス)を6-7(5) 6-3 6-4 6-2で倒した。昨年の終わりにまで遡れば、彼の連勝は総じて28試合になる。

USオープン2020|トーナメント表

「実際に1セット落とし、今日みたいにカイルに対してやったやり方をテストできてよかったと思っている。厳しい戦い、厳しい任務を予想していたよ」とジョコビッチはコメントした。

 彼はここ7回のグランドスラムのうち5大会で優勝を遂げ、グランドスラムで獲得したタイトル数を「17」に伸ばした。ジョコビッチはロジャー・フェデラー(スイス)の持つ最多記録「20」まであと3つ、ラファエル・ナダル(スペイン)の「19」まであと2つと迫っている。

「大会の序盤にある種のタフな試合をすることができ、本当にうれしく思っている」とジョコビッチは語った。「大会の残りに向けて、きっと役に立ってくるはずだよ」。

 ジョコビッチは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマイケル・モー(アメリカ)を6-2 6-2 7-5で破って勝ち上がった第28シードのヤン レナード・ストルフ(ドイツ)と対戦する。両者は前哨戦のウェスタン&サザン・オープンでも対戦し、ジョコビッチが6-3 6-1で一蹴していた。

 そのほかの試合では、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第7シードのダビド・ゴファン(ベルギー)らが2回戦を突破したが、第13シードのクリスチャン・ガリン(チリ)と第24シードのホベルト・ホルカシュ(ポーランド)はシードダウンを喫した。

 チチパスはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマキシム・クレッシー(アメリカ)を7-6(2) 6-3 6-4で下し、フラッシングメドウで初めて3回戦に勝ち進んだ。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)
NEW YORK, NEW YORK - SEPTEMBER 02: Novak Djokovic of Serbia serves during his Men's Singles second round match against Kyle Edmund of Great Britain on Day Three of the 2020 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 2, 2020 in the Queens borough of New York City. (Photo by Al Bello/Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles