ATPカップの新設でホップマンカップの廃止が決定
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ITF(国際テニス連盟)の男女混合国別対抗戦「ホップマンカップ」が、オーストラリアでの2020年テニスシーズンのスタートで新しい「ATPカップ」に道を譲ることになる。
木曜日に記者会見を開いたITFは、2022年までパースで続く予定になっていたホップマンカップに関するテニス・オーストラリア(豪州テニス協会)との認可の合意を、早めに終わらせることになった旨を裏付けた。
声明文の中でITFは、30年にわたる成功をおさめてきたこの男女混合イベントを変わらず支持していたこと、そして新しい会場を探していたことを述べた。
「ITFは将来的に、ホップマンカップの核だった価値観を支持することに力を注いでおり、すでに多くの人々が示してきた関心に励まされている」とITF会長のデビッド・ハガティ氏はコメントした。
「我々は、ホップマンカップを生き続けさせるつもりだ。そして、この類い稀な大会の未来のエディションを楽しみにしている」
ロジャー・フェデラーとベリンダ・ベンチッチは、ホップマンカップの最後の2大会でスイスチームとしてタイトルを獲得した。セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)とシュテフィ・グラフ(ドイツ)も、1989年に始まったこの男女混合国別対抗戦の優勝者リストに名を連ねている。
テニスのシーズンは通常、1月にメルボルンパークで開催される1年で最初のグランドスラム大会に先立つ週に、オーストラリアを中心として本格的にスタートする。
しかし、シドニーで決勝を行い、グループステージをパースとブリスベンで行う男子のチーム・イベントであるATPカップの導入により、来年のオーストラリアでの大会日程を再検討しなければならなくなった。
「ATPカップは、男子テニスの国際的シーズンをスタートさせる。これは彼らのための大会だ。そして彼らは100%、この大会をサポートしている」とテニス・オーストラリアCEOのクレイグ・タイリー氏は語った。
「トップ12の男子プレーヤーのうち4人、トップ24のうち8人がパースでプレーする。24チームがパース、ブリスベン、そしてシドニーの3都市に渡って戦うことになる」
ATPカップは、「750」のランキングポイント、2200万ドルの賞金を提供する。対戦は、各国同士の対戦がシングルス2、ダブルス1で構成され、変わらず女子のシーズン開幕戦のひとつである「ブリスベン国際」と並行して開催されることになる。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はパースで記者会見を行ったテニス・オーストラリア(オーストラリアテニス協会)CEOのクレイグ・タイリー氏
PERTH, AUSTRALIA - MARCH 28: Craig Tiley (Tennis Australia CEO) addresses the media during a Tennis Australia press conference at RAC Arena on March 28, 2019 in Perth, Australia. (Photo by Paul Kane/Getty Images)
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