ビーナスがカサキナの全サービスをブレークして4回戦進出 [マイアミ・オープン]

アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/3月19~30日/賞金総額903万5428ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が第14シードのダリア・カサキナ(ロシア)を6-3 6-1で下し、4回戦に駒を進めた。

 今大会でビーナスが4回戦に進んだのは、これで16度目になる。彼女はカサキナに対して4度サービスを落としたが、8度あったリターンゲームのすべてを取り、カサキナに一度もサービスキープを許さなかった。

「人生を通して、こんな試合はこれまで一度もなかったわ」とビーナスは振り返った。

「常に『初めて』があるものね。私はすごくいいリターンをしていた」

 マイアミでのビーナスは、1998年、1999年、2001年に優勝している。彼女は2012年以降では初めてシードなしで大会に臨むことになったが、カサキナが股下ショットを打ったときを含めて頻繁に微笑み、楽しんでいるように見えた。

「これまで試合中には決して微笑まなかったけど、今週は大いに微笑んでいるわね。微笑む理由がたくさんある。言えるのはそれだけね」とビーナスはコメントした。

 ビーナスは次のラウンドで、第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦する。ハレプはこの日、ポロナ・ヘルツォグ(スロベニア)に5-7 7-6(1) 6-2で挽回勝ちした。

「私は3時間もの間、ひたすら走り回っていたわ」とハレプは試合後に語った。

「もしこの調子で続けられれば、世界1位に返り咲けるチャンスはあると思う」

 世界1位の大坂なおみが土曜日に敗れたことで、トップに返り咲くための扉がハレプのために開かれた。決勝に進出することができれば、ハレプは世界1位の座を取り戻すことになる。

 一方、ディフェンディング・チャンピオンで第4シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)がタチアナ・マリア(ドイツ)に3-6 2-6で敗れる番狂わせがあった。スティーブンスがトップ50以下の選手に敗れたのは、今季3度目となる。

 また、第25シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)もワン・ヤファン(中国)に5-7 1-6で敗れた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)
MIAMI GARDENS, FLORIDA - MARCH 24: Venus Williams of USA in action against Daria Kasatkina of Russia during day seven at the Miami Open Tennis on March 24, 2019 in Miami Gardens, Florida. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

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