大坂が連覇に向けて初戦を突破、ビーナスはクビトバに勝利 [BNPパリバ・オープン]
WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月6~17日/賞金総額903万5428ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、前年覇者で第1シードの大坂なおみ(日清食品)がクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)を6-3 6-4で倒し、連覇に向けて最初の一歩を踏んだ。
2週間前のドバイ初戦で、ムラデノビッチは大坂をストレートで下していた。これは大坂にとって、世界ランク1位に登って以来初の勝利となる。
「私は試合に負けたときに、もっとも多くを学ぶ。彼女とふたたびここでプレーすることになったというのは、素晴らしいことだったわ。なぜって、あのときに犯したミスから学ぶことができたから」と大坂は語った。
「私はただ、すごくポジティブな姿勢を保ち、彼女に(ミスによるプレゼントのようなものは)何も与えないことを学んだのよ」
一方、今季の8試合目をプレーしたビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)は、第3シードのペトラ・クビトバ(チェコ)に4-6 7-5 6-4で競り勝った。
クビトバは、2時間半を要したこの試合で10本のサービスエースを決め、10本のダブルフォールトを犯した。彼女はここまで敗れた中で、もっともシードの高い選手だ。
「彼女は今年ここまで、すごくいいプレーをしていた。彼女のラケットから何が生まれるかは、決してわからないものよ」とビーナスはオンコートインタビューでコメントした。
「この戦いを、ただただ楽しんだわ」
インディアンウェルズで3度準決勝に進出した経験を持つビーナスは、38歳と今回出場しているなかで最年長の女子プレーヤーだ。彼女は今、キャリア50勝目となるタイトルを目指して戦っている。
ビーナスは、アンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)との1回戦でもフルセットを強いらせていた。
「観客たちはその声援で、私がマッチポイントに至る後押しをしてくれた」とビーナスは感謝の言葉を述べた。
ウインブルドン優勝者のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)は、わずか2ゲームしか落とさずにユリア・プティンセバ(カザフスタン)を6-0 6-2で退けた。
ケルバーは最初のゲームで相手のサービスゲームをブレークすると、いきなり10ゲームを連取した。第8シードのケルバーは、自らのファーストサーブからのポイントの93%をものにした。彼女は次の3回戦で、予選から勝ち上がってきた22歳のナタリア・ビクリアンセワ(ロシア)と対戦する。
「今日の私は、本当にアグレッシブにプレーしていた」とケルバーは振り返った。
「ええ、こんなふうに大会を始めるというのはいいことだわ」
そのほかの試合では、第5シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、第9シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)、第11シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)、第15シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)、第21シードのアネット・コンタベイト(エストニア)、第23シードのべリンダ・ベンチッチ(スイス)、第24シードのレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)、第25シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)らが3回戦に駒を進めた。
一方で番狂わせを食らったシード選手も数人おり、第13シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、第17シードのマディソン・キーズ(アメリカ)、第26シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)、第28シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)、第30シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)が初戦で姿を消した。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は2回戦で対戦した大坂なおみ(日清食品/右)とクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス/左)
INDIAN WELLS, CALIFORNIA - MARCH 09: Naomi Osaka of Japan shakes hands at the net after her straight sets victory against Kristina Mladenovic of France during their women's singles second round match on day six of the BNP Paribas Open at the Indian Wells Tennis Garden on March 09, 2019 in Indian Wells, California. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)
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