2020-08-30

記録

予選から7連勝のアルカラスが17歳にしてチャレンジャー初優勝 [トリエステ・チャレンジャー]

ATPツアー下部大会の「トリエステ国際テニス選手権」(チャレンジャー100/イタリア・トリエステ/8月24~30日/賞金総額8万8520ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、カルロス・アルカラス(スペイン)がリカルド・ボナディオ(イタリア)との予選勝者同士の対戦を6-4 6-3で制し、17歳にしてチャンピオンに輝いた。試合時間は1時間9分。

 男子ツアーは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより3月途中から中断していたが、前週のチェコ・プラハ(チャレンジャー125/クレーコート)とイタリア・トーディ(チャレンジャー100/クレーコート)のチャレンジャー大会から再開していた。

 アルカラスがチャレンジャー大会に参戦したのは今回が8度目で、昨年9月のセビリア(チャレンジャー90/クレーコート)でのベスト8が最高成績だった。2月にはリオデジャネイロ(ATP500/クレーコート)でワイルドカード(主催者推薦枠)を得てATPツアー本戦デビューを果たし、シード選手だったアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を7-6(2) 4-6 7-6(2)で倒す金星を挙げていた。

 予選2試合を勝ち抜いたアルカラスは、1回戦でマティアス・ブールグ(フランス)を6-3 6-3で、2回戦でマッテオ・ビオラ(イタリア)を6-4 6-2で、準々決勝で予選勝者のトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)を7-6(2) 6-3で、準決勝ではワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した18歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を7-5 2-6 6-3で破って決勝進出を決めていた。

 男子ダブルス決勝は、第1シードのアリエル・ベハール(ウルグアイ)/アンドレイ・ゴルベウ(カザフスタン)がユーゴ・ガストン/トリスタン・ラマジーヌ(ともにフランス)を6-4 6-2で下して2週連続優勝を飾った。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、PRはプロテクト・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)

上位の試合結果

男子シングルス決勝

○12カルロス・アルカラス(スペイン)[Q] 6-4 6-3 ●26リカルド・ボナディオ(イタリア)[Q]

男子シングルス準決勝

○12カルロス・アルカラス(スペイン)[Q] 7-5 2-6 6-3 ●4ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)[WC]

○26リカルド・ボナディオ(イタリア)[Q] 7-6(5) 6-2 ●22マリオ・ビエラ マルチネス(スペイン)

男子シングルス準々決勝

○4ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)[WC] 6-1 6-3 ●7フアン パブロ・フィコビッチ(アルゼンチン)

○12カルロス・アルカラス(スペイン)[Q] 7-6(2) 6-3 ●15トマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)[Q]

○22マリオ・ビエラ マルチネス(スペイン)6-7(9) 6-4 6-4 ●20リアム・ブローディ(イギリス)

○26リカルド・ボナディオ(イタリア)[Q] 2-6 7-5 6-4 ●30マクミリアン・マルテレル(ドイツ)[PR]

男子ダブルス決勝

○1アリエル・ベハール/アンドレイ・ゴルベウ(ウルグアイ/カザフスタン)[1] 6-4 6-2 ●13ユーゴ・ガストン/トリスタン・ラマジーヌ(フランス)

男子ダブルス準決勝

○1アリエル・ベハール/アンドレイ・ゴルベウ(ウルグアイ/カザフスタン)[1] 7-5 1-6 [10-6] ●6ヤニック・ハンフマン/マクミリアン・マルテレル(ドイツ)

○13ユーゴ・ガストン/トリスタン・ラマジーヌ(フランス)6-1 6-3 ●11ファビオ・コボッリ/マッテオ・ジガンテ(イタリア/カザフ)[WC]

※写真はリオデジャネイロの大会でのカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)

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