デミノーが豪デビスカップ代表入り、トミックとキリオスは外れる
アレックス・デミノー(オーストラリア)は選ばれ、ニック・キリオス(オーストラリア)は外れた。バーナード・トミック(オーストラリア)は考慮の対象ですらなかった。
レイトン・ヒューイット(オーストラリア)が、来月行われるデビスカップの対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦に臨むオーストラリア代表チームのために選んだメンバーに、驚きの要素はなかった。
チームのメンバーは火曜日に、オーストラリアン・オープンの男子と女子のシングルスのドローから最後の地元プレーヤーとなったアシュリー・バーティ(オーストラリア)が敗退したあと、プレスリリース上で発表された。
オーストラリア代表メンバー
アレックス・デミノー(単29位、複408位)
ジョン・ミルマン(単37位、複250位)
ジョーダン・トンプソン(単72位、複217位)
ジョン・ピアース(単ー、複28位)
アレクセイ・ポプリン(単149位、複ー)
オーストラリアの男子テニスの内部にある苦い反目は、今季最初のグランドスラム大会の最中、かつてオーストラリアのトッププレーヤーだったこともあるトミックと、デ杯オーストラリア代表キャプテンのヒューイットが、個人的な批判をかわし合ったときに暴露された。
トミックは、元世界ランク1位でグランドスラム大会で2度優勝したヒューイットは何人かの選手を贔屓していると言い、彼は好かれていないから監督の座から降りるべきだと発言した。
キリオスもまた、ほかのふたりのオーストラリア人がプレーしているときにデミノーの試合を見ていたヒューイットについて、冗談ごかした非難をソーシャルメディアに投稿したが、のちにそれを削除した。
ヒューイットは先週、選手はランキングとチームの『文化』にフィットする能力で選ばれる、と口にした。ヒューイットはまた以前に、トミックは、自分がキャプテンである限り選ばれることはないだろうとコメントしていた。
一方で、ティーンエイジャーのアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)が選出された。彼は、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した今回のオーストラリアン・オープンで3回戦に進出した。
また、USオープンでロジャー・フェデラー(スイス)を倒したジョン・ミルマン(オーストラリア)も、ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)、ダブルス・スペシャリストのジョン・ピアース(オーストラリア)とともに、2月1日と2日にオーストラリア・アデレードで行われるデビスカップの対戦のために選出された。
「デミノーはシドニーでATPツアーのタイトルを獲り、オーストラリアン・オープンで3回戦に進出して、素晴らしいシーズンのスタートを切った」とヒューイットはプレス・リリースの中で述べた。
2018年に世界ランクを208位から31位に上昇させたデミノーは、オーストラリアン・オープンの3回戦で世界2位のラファエル・ナダル(スペイン)にストレートで敗れた。
「ポプリンは我々に、トッププレーヤーたちと張り合う力があることを示して見せた。グランドスラム大会出場は2度目に過ぎない彼が、これほどいい活躍をするのを目にするのは喜ばしいことだった」とヒューイットは今回の抜擢について説明した。
「ジョン・ミルマンとジョーダン・トンプソンは、チームに経験をもたらしてくれる」
揃ってかつてのウインブルドン・ベスト8進出者であるキリオスとトミックは、オーストラリアン・オープンの1回戦で敗退した。キリオスは、2016年ウインブルドン準優勝者のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に負け、トミックは第6シードのマリン・チリッチ(クロアチア)に敗れていた。
改訂されたデビスカップのフォーマットでは、11月18日にスペイン・マドリッドで18チームによる「決勝トーナメント」が開催される。
すでに出場が決定しているクロアチア、フランス、スペイン、イギリス、アメリカ、アルゼンチンの6チームに合流することを賭け、オーストラリアは12ある予選の対戦の一つを戦うことになる。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はアレックス・デミノー(オーストラリア/左)とレイトン・ヒューイット(右)、2018年12月撮影
BRISBANE, AUSTRALIA - DECEMBER 30: Alex de Minaur and coach Lleyton Hewitt during day one of the 2019 Brisbane International at Pat Rafter Arena on December 30, 2018 in Brisbane, Australia. (Photo by Chris Hyde/Getty Images)
Pick up
-
2024-12-12
サービス第二弾!テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)12月25日(水) 書籍&電子書籍同時発売
テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)20
-
2024-12-12
テニスマガジン今後の予定(部活および新刊情報)
CHECK1テニスマガジンONLINEテニス界の最新情報を毎
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Pick up
-
2024-12-12
サービス第二弾!テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)12月25日(水) 書籍&電子書籍同時発売
テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)20
-
2024-12-12
テニスマガジン今後の予定(部活および新刊情報)
CHECK1テニスマガジンONLINEテニス界の最新情報を毎
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『