元ウインブルドン覇者クビトバが4強入りに涙ぐむ [オーストラリアン・オープン]

「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)の大会9日目、女子シングルス準々決勝。

 ノーシードから勝ち上がってきた25歳のダニエル・コリンズ(アメリカ)がアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を2-6 7-5 6-1で破り、キャリア初のグランドスラム大会ベスト4に進出した。

 コリンズは、バージニア大学時代にNCAAのチャンピオンだった選手だ。グランドスラム大会での戦績0勝5敗でこの大会を始めたが、いまや、2016年優勝者アンジェリック・ケルバー(ドイツ)に対する勝利を含め、マッチ5連勝を記録した。

 16分と28ショット、11回のデュースがあった第2ゲームを落としたことも含め、お粗末なスタートを切ったコリンズだったが、そこから形勢を覆し、第3セットでは完全にパブリウチェンコワを圧倒した。

 彼女は今、準決勝で2度ウインブルドンを制したペトラ・クビトバ(チェコ)と対戦することになる。クビトバは、2016年12月に自宅でナイフを持った強盗に刺されてケガをして以来初となるグランドスラム大会準決勝に戻ってきた。

 第15シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)を6-1 6-4で破ったあと、第8シードのクビトバは、「戻ってこられると想像してはいなかった」と涙ぐみながら語った。

「私はこれを、私の第2のキャリアと呼んでいるの」とクビトバは言った。

「だからこれは、私の第2のキャリア初の準決勝進出だわ」

 彼女は、メルボルンパークで2012年以降、グランドスラム大会では2014年ウインブルドンを最後に、ベスト4に至っていなかった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はペトラ・クビトバ(チェコ)(写真◎小山真司 / SHINJI OYAMA)

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