プイユがフランスのエースとしてクロアチアとの決勝に臨む [デ杯決勝フランス対クロアチア]
男子テニスの世界国別対抗戦、デビスカップ・ワールドグループ決勝「フランス対クロアチア」(11月23~25日/フランス・リール/室内クレーコート)で、ルカ・プイユ(フランス)が2年連続の優勝を目指すフランスのエースを務めることになる。
ヤニック・ノア監督はプイユのほかに、ジョーウィルフリード・ツォンガ、ジェレミー・シャルディ、二コラ・マウ、ピエール ユーグ・エルベールを代表チームに招集した。プイユは昨年、ベルギーとの決勝での最終試合に勝利し、フランスに史上10度目となるタイトルをもたらした。
フランスのトッププレーヤーである世界ランク26位のリシャール・ガスケは、月曜日に鼠径部の故障により欠場する旨を発表した。
ガスケ、ガエル・モンフィス(フランス)、ジル・シモン(フランス)が不在の中、32位のプイユが起用可能なフランス人選手の中で最上位となる。ツォンガは膝の故障のため、シーズンの大部分でプレーすることができなかったことから、ランキングを261位にまで落としている。
理論上は、世界7位のマリン・チリッチ(クロアチア)と12位のボルナ・チョリッチ(クロアチア)を擁するクロアチアの方が優勝候補だ。しかしノア監督は、統計や数字など意に介していないという。
「分かっている唯一のことは、我々のゴールがクロアチアに勝つことだということだ」とノア監督はコメントした。
「考え方、クレーに順応する能力、デビスカップへの献身が、本当に重要なことなんだ」
昨年同様、決勝は北フランスの町リールのピエール・モロワ・スタジアムの閉じた屋根の下で戦われることになる。
ノア監督は、町の郊外でトレーニング・キャンプを行うため、選手たちを呼び寄せた。
「すべての喧騒から離れた場所のほうが、グループとして働くにはやりやすいんだ」
プイユ、ツォンガ、シャルディはすでにトレーニングを始めている。エルベールとマウは、ロンドンでのATPファイナルズでダブルスをプレーしたあと、仲間に合流することになる。
ふたりはATPファイナルズのラウンドロビン初戦に敗れた。その試合で、マウはボールを追って広告板の近くまで走っていき、線審の椅子にぶつかって倒れた際に、足首を軽く痛めていた。
ノア監督は、もしマウが決勝でプレーできなければ、代役としてジュリアン・ベネトー(フランス)を呼ぶことになるだろうと言った。
1991年、1996年、そして2017年に監督としてフランスを優勝に導いたノアは、決勝のあとには代表監督の座から退き、アメリー・モレスモー(フランス)があとを引き継ぐことになっている。
「すごくワクワクしている」と元フレンチ・オープン優勝者のノア監督は言った。
「我々はスタッフたちとともに、もう2ヵ月に渡ってこの最後の決勝のため準備を進めてきた。私はモチベーションを掻き立てられているとともに、興奮し、ワクワクしているよ」(C)AP(テニスマガジン)
※写真は1月の「タイブレーク・テン」でのルカ・プイユ(フランス)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 10: Lucas Pouille of France reacts after Rafael Nadal of Spain hits a backhand wins another point in succession during the Tie Break Tens ahead of the 2018 Australian Open at Margaret Court Arena on January 10, 2018 in Melbourne, Australia. (Photo by Michael Dodge/Getty Images)
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