「本当に残念だ」フェデラーがトロントのロジャーズ・カップ出場を取り消し

 ロジャー・フェデラー(スイス)が、8月末のUSオープンでコンディションをピークにもっていくことを目的に、来月にカナダ・トロントで行われる「ロジャーズ・カップ」(ATP1000/ハードコート)への出場を取り消した。

 フェデラーは、毎年トロントとモントリオールで交互に行われている「ロジャーズ・カップ」で、2度優勝している。彼は2度トロントでチャンピオンとなり、昨年はモントリオールで準優勝していた。

「いいスケジューリングは、僕が前に進んでいくための“長寿の鍵”だが、残念ながら今年はトロントの出場を取り消すという決断を下すことになった」と、フェデラーは声明文の中で説明した。

「出場することができず、本当に残念だ」

 8月6日から始まる「ロジャーズ・カップ」には、それでもトップ20選手のうち19人が出場する。世界2位のフェデラーの次の出場大会は、その翌週のアメリカ・シンシナティで行われる「ウェスタン&サザン・オープン」(ATP1000/ハードコート)という予定になっている。彼はそこで、大会記録となる7度の優勝を遂げているが、昨年は背中の故障のため、出場しなかった。

 ニューヨークで行われる「USオープン」は、その2週間後に開幕する。

「ロジャーズ・カップ」の期間中に37歳となるフェデラーは、今年7大会に出場しており、そのうち3大会で優勝。彼のもっとも最近の出場大会は「ウインブルドン」で、そこでは準々決勝でケビン・アンダーソン(南アフリカ)にフルセットで敗れていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はロジャー・フェデラー(スイス)、7月のウインブルドン準々決勝で撮影
LONDON, ENGLAND - JULY 11: Roger Federer of Switzerland in action against Kevin Anderson of South Africa in the gentlemen's quarter finals at the All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 11, 2018 in London, England. (Photo by TPN/Getty Images)

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