フェデラーがグラスコートでの連勝記録を「17」に更新 [ゲリー・ウェバー・オープン]

「ゲリー・ウェバー・オープン」(ATP500/ドイツ・ハレ/6月18~24日/賞金総額211万6915ユーロ/グラスコート)のシングルス1回戦で、ロジャー・フェデラー(スイス)がアルヤズ・べデネ(スロベニア)を6-3 6-4で破り、タイトル防衛への戦いを始めた。

 世界ナンバーワンのフェデラーは、72位のべデネのサービスを最初のトライでブレークし、第2セットでもふたたびブレークして5-4とリードすると、そのまま勝利を決めた。

 日曜日にシュツットガルトで18番目のグラスコート・タイトルを獲得したばかりのフェデラーは、自分のサービスからはわずか4ポイントしか落とさず、手にした7つのブレークポイントのうち、2つをものにした。

 クレーコートシーズンを2年連続で丸々スキップしたあと、フェデラーはシュツットガルトで復帰を果たし、昨年のハレやウインブルドンから続くグラスコートでの連勝記録を「17」に伸ばす中で、ふたたびシャープなプレーを見せた。

 ジミー・コナーズ(アメリカ)が持つグラスコートでの勝利数の最多記録「174」まで、フェデラーはあと5勝というところにいる。勝率はフェデラーがコナーズを上回り、コナーズの174勝34敗に対してフェデラーは169勝24敗となった。

 フェデラーは、実現すれば記録更新となるハレでの10度目のタイトル獲得を目指しており、そうなれば今季4勝目、キャリア全体で99度目のツアー優勝となる。

 過去に2度決勝に進んだことのあるアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、ボルナ・チリッチ(クロアチア)に1-6 4-6で敗れるという番狂わせに甘んじた。第2シードのズベレフは、フレンチ・オープン準々決勝で左腿の筋肉を傷めたあとテーピングをしており、故障が自分のプレーを妨げたと言った。

「最初、ハレでもウインブルドンでもまったくプレーできないのではと心配していた」

 また、ステファノス・チチパス(ギリシャ)が第5シードのルカ・プイユ(フランス)を6-2 7-6(3)で下す番狂わせを演じ、元優勝者で第6シードのフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)はマートン・フクソービッチ(ハンガリー)が途中棄権したため、4-6 6-3 2-1というスコアで次のラウンドに駒を進めた。

 そのほかにも、アンドレアス・セッピ(イタリア)、フロリアン・マイヤー(ドイツ)、マシュー・エブデン(オーストラリア)、カレン・ハチャノフ(ロシア)、ブノワ・ペール(フランス)らが1回戦で勝利をおさめた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はロジャー・フェデラー(スイス)
HALLE, GERMANY - JUNE 19: Reger Federer of Switzerland serves in his match against Aljaz Bedene of Slovenia during day two of the Gerry Weber Open at Gerry Weber Stadium on June 19, 2018 in Halle, Germany. (Photo by Thomas Starke/Getty Images)

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