上地結衣がファンクォトを下して大会連覇に王手 [フレンチ・オープン・車いすの部]

「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月27日~6月10日/クレーコート)の車いすの部の女子シングルス準決勝で、第1シードの上地結衣(エイベックス)がアニーク・ファンクォト(オランダ)を6-3 7-6(8)で倒し、大会連覇に王手をかけた。試合時間は1時間37分。

 全仏に5年続6回目の出場となる上地は、2014年にシングルスでのグランドスラム初タイトルを獲得。昨年の大会では、単複2冠を達成した。今大会の1回戦では、ワイルドカード(主催者推薦枠)のシャーロット・ファマン(フランス)を6-1 6-2で破って勝ち上がっていた。

 この結果で上地は、ファンクォトとの対戦成績を21勝15敗とした。今シーズンはこれが3度目の対戦で、2017年以降は上地の9連勝となった。

 上地は決勝で、第2シードのディーダ・デ グロート(オランダ)と対戦する。デ グロートは準決勝で、サビーネ・エラルブロック(ドイツ)を6-3 6-1で下しての勝ち上がり。

 マジョレーン・バイス(オランダ)とのペアでダブルスにも出場している上地は、エラルブロック/カタリーナ・クルーガー(ドイツ)との初戦を控えている。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会は、男子シングルスでアルフィー・ヒュウェット(イギリス)がグランドスラム初制覇、女子シングルスは上地が3年ぶり2度目の優勝を飾った。ダブルスは、ステファン・ウッデ/ニコラ・パイファー(ともにフランス)とバイス/上地が大会を制した。

※写真は準決勝で対戦した上地結衣(エイベックス/左)とアニーク・ファンクォト(オランダ/右)
撮影◎毛受亮介/テニスマガジン

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