大会4日目に初戦突破のハレプ、苦労のスタート [フレンチ・オープン]


 フランス・パリで開催されている「フレンチ・オープン」(5月27日~6月10日/クレーコート)の大会4日目、女子シングルス1回戦で、世界1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が初戦のナーバスさを克服し、世界ランク83位のアリソン・リスク(アメリカ)を2-6 6-1 6-1で倒した。

 リスクが5-0と勢いよくスタートを切り、第1セットを取ったあと、ハレプはトイレット・ブレークをとり、コートに戻ってきたときには別の選手のようになっていた。ハレプは新しいラケットを取り出し、再興した活力とアグレッシブさでリスクのサービスを攻撃し、第2セットの最初のゲームをラブゲームでブレークした。

 第1セットでは16本のアンフォーストエラーをおかし、自分のサービスからのポイントの半分も取れていなかったハレプだが、第2セット以降は流れを完全に逆転させ、フィリップ・シャトリエ・コートの上で、プレーの幅と正確さを取り戻した。

 一方、リスクは尻すぼみとなり、わずか22ポイントしか取れずに第2、第3セットを落とした。

「大会の一番最初の試合は常に難しいものよ」と昨年と2014年の準優勝者、ハレプは言った。

 女子のドローの最後の1回戦だったこの試合は火曜日、ロラン・ギャロスを大雨が襲う前に翌日に延期されていた。

 ハレプの次の相手は、72位のテイラー・タウンゼント(アメリカ)だ。彼女は火曜日に自分の1回戦を済ませていた。

「次の試合までに準備はできるわ」とハレプは言った。「私はただ、順応しなきゃならないだけ」。

 大会終了後に世界1位の座をキープするには、ハレプは準決勝かそれ以上まで勝ち上がらなければならない。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はシモナ・ハレプ(ルーマニア)(撮影◎毛受亮介)

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