錦織が難敵ペールをフルセットで振りきり3回戦進出 [フレンチ・オープン]

「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月27日~6月10日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第19シードの錦織圭(日清食品)がブノワ・ペール(フランス)を6-3 2-6 4-6 6-2 6-3で破り、3回戦進出を決めた。試合時間は2時間59分。

 全仏に6年連続8度目の出場となる錦織は、2014年と17年のベスト8がこれまでの最高成績。昨年は準々決勝で、アンディ・マレー(イギリス)に6-2 1-6 6-7(0) 1-6で敗れている。今大会の1回戦では、ワイルドカード(主催者推薦枠)のマキシム・ジャンビエ(フランス)を7-6(0) 6-4 6-3で破って勝ち上がっていた。

 この結果で錦織は、ペールとの対戦成績を4勝2敗とした。ペールは2015年の8月から10月の間に、USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の1回戦と東京(ATP500/ハードコート)の準決勝で錦織を倒したことがある。クレーコートでは、2013年全仏3回戦と2016年4月のバルセロナ(ATP500)の準決勝で対戦し、いずれも錦織が勝っていた。

 錦織は3回戦で、第12シードのサム・クエリー(アメリカ)とジル・シモン(フランス)の勝者と対戦する。

 昨シーズンを5位でスタートした錦織は、8月のシンシナティ(ATP1000/ハードコート)で大会前の練習中に右手首を負傷して戦線を離脱。1月のニューポートビーチ(ATPチャレンジャー/15万ドル/ハードコート)で公式戦復帰を果たし、翌週のダラス(ATPチャレンジャー/12.5万ドル/室内ハードコート)で今季初タイトルを獲得した。今大会は、復帰後初のグランドスラム大会となる。

※写真は2回戦で対戦した錦織圭(日清食品/右)とブノワ・ペール(フランス/左)
PARIS, FRANCE - MAY 30: Benoit Paire of France congratulates Kei Nishikori of Japan on victory following their mens singles second round match during day four of the 2018 French Open at Roland Garros on May 30, 2018 in Paris, France. (Photo by Cameron Spencer/Getty Images)

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