ダニエル太郎がツアー初優勝、日本勢4人目の快挙 [TEB BNPパリバ・イスタンブール・オープン]

「TEB BNPパリバ・イスタンブール・オープン」(ATP250/トルコ・イスタンブール/4月30日~5月6日/賞金総額48万6145ユーロ/クレーコート)のシングルス決勝で、ダニエル太郎(エイブル)がマレク・ジャジリ(チュニジア)を7-6(4) 6-4で退け、ATPツアー初優勝を果たした。試合時間は2時間22分。

 今大会に初出場となったダニエルは、1回戦でマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を7-5 6-3で、2回戦で第4シードのアルヤズ・ベデネ(スロベニア)を6-2 6-2で、準々決勝ではロジェリオ・ドゥトラ シルバ(ブラジル)を1-6 6-1 6-4で、準決勝ではジェレミー・シャルディ(フランス)を6-3 4-6 6-4で下して決勝進出を決めていた。

 ともに初のツアー決勝を戦った両者は、今回が初対戦だった。今シーズンのジャジリは、3月にドバイ(ATP500/ハードコート)で準決勝まで勝ち進み、曲靖(ATPチャレンジャー/7.5万ドル/ハードコート)でタイトルを獲得。今大会の1回戦では、第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4 6-2で破っていた。

 25歳のダニエルは、3月にインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)で元世界ナンバーワンのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を7-6(3) 4-6 6-1で倒す金星を挙げて3回戦に進出。ATPツアーでは2度のベスト8がこれまでの最高成績だった。

 日本人選手がシングルスでツアー優勝を果たしたのは、1992年にソウルの大会を制した松岡修造、通算11勝を挙げている錦織圭(日清食品)、昨年7月にアンタルヤ(ATP250/グラスコート)でタイトルを獲得した杉田祐一(三菱電機)に続き、ダニエルが史上4人目となる。

 この結果でダニエルは、週明けに更新される世界ランクでトップに100返り咲き、80位台まで浮上することが確実となった。

※写真はツアー初優勝を飾ったダニエル太郎(エイブル)
ISTANBUL, TURKEY - MAY6: Taro Daniel of Japan poses with his winner trophy after TEB BNP Paribas Istanbul Open men's singles final match against Malek Jaziri of Tunisia at the Garanti Koza Park in Istanbul, Turkey on May 04, 2018. (Photo by Muhammed Enes Yildirim/Anadolu Agency/Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles