プイユがロペスに敗れるも「すごく面白い」、新大会「UTS」が1日遅れで開幕
南フランスのソフィア アンティポリスに位置するムラトグルー・テニスアカデミーで開催の非公式大会「アルティメット・テニス・ショーダウン(UTS)」が日曜日、1日遅れで開幕した。
この日フェリシアーノ・ロペス(スペイン)に敗れたルカ・プイユ(フランス)は、コートに戻れた喜びとこの新しい経験の印象をフランスのレキップ紙に語った。
今回はフランス政府の規制に従ってほぼ無観客で行われたUTSだが、ストリーミングでコート上の選手の独り言やコーチとの会話を一部始終見せるなど、インタラクティブな新しい趣向を売りとしている。
「これは通常とは違うフォーマット、違うリズムの大会だ。最初、カードを使うというのはやや奇妙だった(いくつかのポイントで影響を与える6枚のUTSカードがあり、引くカードによってサーブを相手より多く打てたり、3ショット以下でポイントを取らなければならない義務を相手に課したりできる)。適応するのに少し時間がかかり、それから挽回することができたが、第5セットはどちらに転んでもおかしくなかった」とプイユは感想を語った。
「ポイント間が15秒しかないので非常に緊迫感があり、すべてが絶え間なく続く感じだ。それが病みつきになる感じなんだよ。常に何かが起きている。このフォーマットが目指すところはそれなんだ。とても面白かったし、楽しかったよ。第一に、久方ぶりにコートに帰ることができたから。第二に、この形式が本当に素敵だったからだ。カードを使ってあらゆる瞬間に挽回することができ、それがゲームをすごく面白く、魅力的にしているんだよ」
選手達はそれぞれステージネームを与えられており、例えばステファノス・チチパス(ギリシャ)は『ギリシャの神』だ。
この日は全部で5試合が行われ、チチパスがブノワ・ペール(フランス)を、リシャール・ガスケ(フランス)がダビド・ゴファン(ベルギー)、アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)がエリオット・ベンシェトリ(フランス)を、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)はダスティン・ブラウン(ドイツ)を倒してそれぞれ勝者となった。(テニスマガジン)
※写真は昨年のUSオープンでのルカ・プイユ(フランス)(Getty Images)
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