「三菱 全日本テニス選手権 92nd」(予選10月19~21日、本戦10月21~29日/賞金総額2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/ハードコート)の本戦3日目は、男子シングルス2回戦16試合と女子シングルス3回戦8試合が行われた。

 雨の影響で予定されていた男女混合のダブルス3種目は順延となり、男女シングルスのみが行われた。会場は有明コロシアムのほか、ナショナルトレーニングセンター、早稲田大コート、荏原湘南スポーツセンターと、それぞれの室内コートへ変更されることになった。

 男子シングルス第1シードの伊藤竜馬(北日本物産)は守谷総一郎(あきやま病院)に6-1 6-2のストレート勝利。スタートから10ポイント連取で勢いに乗り、「最初から最後まで集中して戦うことができた」と口にした。

 全日本は悲願の初優勝を飾った2013年以来、4年ぶりの出場となる。ここ数年はATPポイント獲得のため、チャレンジャー大会へ挑戦していたが、29歳になった今年は全日本に帰ってきた。

 出場を決断したのはエントリー締め切りの一時間前。「迷いましたが、試合数もこなしたいし、日本で試合をしたいと思った。全日本の雰囲気も味わいたかったので」と伊藤。ATPポイントはのどから手が出るほどほしいが、今年は自分自身への挑戦の意味を込めて全日本にトライしたという。

画像: 初戦を突破した伊藤。「身体も万全に近い」と話した

初戦を突破した伊藤。「身体も万全に近い」と話した

 3年前のチャンピオンで第5シードの江原弘泰(日清紡ホールディングス)は早稲田大の室内コートで、世界スーパージュニア選手権で優勝したばかりの清水悠太(イカイ)と対戦し、6-2 6-0の勝利を収めた。

 過去2度の対戦は江原がプロの意地を見せて勝ってはいるが、2試合ともに3時間を超えるフルセットマッチ。「今日も長くなる覚悟で試合に入ったが、(清水が)疲れているなと感じたし、自分の思い描いていたプレーができた」と江原。55分の完勝劇には「自分が一番驚いている」と笑顔を見せた。

 女子シングルス8強へ一番乗りを決めたのは第4シードの清水綾乃(Club MASA)。第16シードの藤原里華(北日本物産)を相手に6-1 6-4。第2セットは一進一退の攻防が続いたが、清水が3-4から3ゲーム連取で決着をつけた。

 過去2度の優勝を誇り、女子では出場最年長でもある36歳の藤原は、清水の強打を封じ込めようと中ロブやスライスを駆使して揺さぶったが、清水は「みんなそうしてくるので慣れている」と動じなかった。「ミスをしても攻めの姿勢を忘れずに」戦い、世界ランク252位の実力を見せつけた。

画像: 第4シードの19歳、清水が8強入り

第4シードの19歳、清水が8強入り

 第8シードの加治遥(島津製作所)と第11シードの井上雅(テニスラウンジ)の戦いは2時間41分の大熱戦となった。6-4 6-7(3) 6-4のスコアで勝ったのは加治。マッチポイントでは渾身のリターンエースを叩き込み、長い戦いに終止符を打った。井上は最終セット、4-1から4-4まで追い上げたが、あと一歩、届かなかった。

画像: タフマッチを制した加治もシードを守ってベスト8進出

タフマッチを制した加治もシードを守ってベスト8進出

写真◎井出秀人

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