フランスの元スポーツ大臣のロゼリン・バシュロが、ラファエル・ナダル(スペイン)がドーピングをしていると証拠もなく発言したことで、ナダルに1万ユーロの賠償金を支払うようパリの法廷から言い渡された。

 昨年の3月、バシュロはフランスのTVショーに出演中に、故障によるナダルの7ヵ月の休止は、「恐らく薬物テストで陽性と出たためだろう」と発言した。

 これに対してナダルは、パリの法廷にてバシェロを名誉棄損で訴えた。

 ナダルはこの罰金を、フランスの政府主導ではない慈善基金などに寄付するもりだと言っている。

「ミセス・バシュロを告訴したとき、僕は自分の高潔さと、アスリートとしてのイメージを守ることだけでなく、僕がキャリアを通し尊重してきた価値観を守ることを意図していた」とナダルは声明文の中で言った。

 ナダルはまた、大臣のような責任ある地位に就く者が、「なんの証拠も根拠もなしにアスリートに対し侮辱や偽りの主張をし、罰されずにいること」を阻止したかった、とも言い添えた。

 彼は、この告訴の動機は決して金銭的なものではないと釘をさしている。

 バシェロはまた、フランスの法廷に、一時的に差し押さえられていた500ユーロの罰金も払うよう命じられた。

 2016年4月、ナダルは、国際テニス連盟(ITF)会長に、(無実を証明するため)自分の薬物テストの結果と血液検査の記録をすべて公にするよう嘆願する手紙を書いた。同じ手紙の中で、彼はバシュロ女史について、スポーツに関しある程度の知識を持っているべき人物が、何の証拠も根拠もなく公式の場でこのような発言をするというのは受け入れ難きことであり、何より不公正なことである」と書いていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は2008年4月にフランス・パリでインタビューに応じた当時フランスのスポーツ大臣だったロゼリン・バシュロ
PARIS - APRIL 07: Minister for Health, Youth, Sport and Associations Roselyne Bachelot-Narquin is interviewed as she attends the Beijing Olympics torch's arrival at Charlety stadium on April 7, 2008 in Paris, France. Charlety was the final stop on a relay marred by citywide protests against China's crackdown in Tibet. The flame arrived in a bus escorted by around 30 police officers at the Charlety Stadium after its journey by foot was cut short outside the French parliament, half way to its final destination. (Photo by Francois Durand/Getty Images)

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