メドベージェフ、オジェ アリアシムらがベスト8に進出 [ATPスヘルトーヘンボス]
ATPツアー公式戦の「リベマ・オープン」(ATP250/オランダ・北ブラバント州スヘルトーヘンボス/6月11~17日/賞金総額72万5540ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が予選勝者のジル・シモン(フランス)を7-5 6-4で下してグラスコートシーズンをスタートした。
上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、メドベージェフはこの試合が初戦だった。
試合が進むに連れて調子を上げたメドベージェフは出だしで一時2-5と劣勢に立たされたながらも巻き返し、3つのセットポイントを凌いで第1セットを先取した。第2セットでは引き上げたレベルを維持し、競り合いながらも1時間45分で勝利を決めた。
前日の試合が雨で流れたため、この日のシモンはまず6-4 3-1から再開した1回戦でジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を6-4 7-6(9)で退け、その数時間後に2回戦を戦うというハードスケジュールを強いられることになった。
今季を最後に引退することを決めているシモンは世界ランク2位の選手を大いに苦しめた試合後に「僕は『僕にはまだ、彼のような相手とプレーする幸運があるんだ』と自分に言って聞かせながらこの試合に臨んだ」と明かし、「いい形で試合を始めたけど、残念なことにやってはいけないとき、彼がセットポイントを凌いだときにストレスを感じてしまった。出だしはメンタル的にもいい感じだったけど、当然ながら勝ちたいと思いが強かったためだろうね。反対に第2セットではのびのびとプレーすることができて非常に多くのいいラリーがあったけど、残念ながらチャンスをものにできなかった」と振り返った。
メドベージェフは次のラウンドで、エミル・ルースブオリ(フィンランド)を6-4 6-2で破って勝ち上がったイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)と対戦する。
この日初戦をプレーしたメドベージェフ以外の上位シード勢は第2シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)がタロン・グリークスプア(オランダ)を7-6(2) 7-5(5)で振りきり強入りを決めたが、第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と第4シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)は敗れた。
2019年大会チャンピオンのアドリアン・マナリノ(フランス)がデミノーを6-2 6-3で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したティム・ファン ライトフォヘン(オランダ)はフリッツを6-7(9) 7-5 6-4で倒してそれぞれ番狂わせを演じた。
そのほかの試合では第5シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)がカミル・マイクシャク(ポーランド)に5-7 7-5 7-6(5)で競り勝ち、ブランドン・ナカシマ(アメリカ)が予選勝者のサム・クエリー(アメリカ)との同胞対決を7-6(4) 7-6(6)で制し、ユーゴ・ガストン(フランス)は第8シードのジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)との21歳同士の対決に3-6 6-3 7-5で勝利をおさめ、ベスト8が出揃った。
準々決勝ではオジェ アリアシムがハチャノフと、ナカシマがマナリノと、ガストンはファン ライトフォヘンと顔を合わせる。
写真◎Getty Images
Pick up
-
2024-05-03
5月3日発売!『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)2月5日発売
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-06-13
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ テニス』(宮尾英俊著)好評発売中!
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ』のバレーボール、バ
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Related
Pick up
-
2024-05-03
5月3日発売!『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)2月5日発売
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-06-13
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ テニス』(宮尾英俊著)好評発売中!
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ』のバレーボール、バ
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Ranking of articles
-
2024-04-30
本戦がスタート、内島萌夏ら日本勢4人がシングルス初戦を突破 [W100カンガルーカップ国際女子]
-
2024-05-03
元ジュニア世界2位、17歳の齋藤咲良が5月1日からプロテニス選手としてのキャリアをスタート
-
2024-05-05
6年ぶりの決勝を制した内島萌夏が大会初優勝、ダブルスはリャン・エンシュオ/タン・キアンホェイがタイトルを獲得 [W100カンガルーカップ国際女子]
-
2024-05-03
日本勢は本玉真唯と内島萌夏がシングルスで準決勝に進出 [W100カンガルーカップ国際女子]
-
2024-05-04
東北大の飯田康介(4年)と内田結菜(2年)が優勝 [R6春季東北学生]