20歳の川口夏実がプロ初優勝、ダブルスは井上明里/ツァオ・チアイーがタイトルを獲得 [亜細亜大学国際女子オープン]

写真は女子シングルスで優勝を飾った川口夏実(町田ローンテニスクラブ/左)と準優勝の伊藤あおい(サリュートテニス専門学院)(写真提供◎大会事務局)


 国際テニス連盟(ITF)の女子ツアー下部大会「亜細亜⼤学国際⼥⼦オープンテニス」(ITFワールドテニスツアーW15/東京都西多摩郡・亜細亜大学日の出キャンパステニスコート/本戦3月21~26日/賞金総額1万5000ドル/ハードコート)は最終日を迎え、雨天のため会場を早稲田大学室内コートに移して女子シングルス準決勝2試合と単複の決勝が行われた。前日は雨により、全試合が中止となっていた。

 シングルス決勝は18歳の伊藤あおい(サリュートテニス専門学院)と20歳の川口夏実(町田ローンテニスクラブ)の日本人対決となり、第4シードの川口が第1シードの伊藤を6-4 6-3で下して全試合ストレート勝利でチャンピオンに輝いた。試合時間1時間10分。

 アドリエン・ナギー(ハンガリー)とのペアで2019年全豪ジュニアのダブルスを制した実績を持つ川口がITFツアーの同種目でタイトルを獲得したのは16歳だった同年4月のカンクン(W15/ハードコート)以来でキャリア2度目だが、2021年6月のプロ転向後では初となる。

 今大会での川口は1回戦で長船香菜子(デ・ポーム)を6-3 6-1で、2回戦でイ・ギョンソ(韓国)を6-3 6-3で、準々決勝で大前綾希子(島津製作所)を6-4 6-4で、同日に行われた準決勝では第2シードの輿石亜佑美(フリー)を6-1 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 ダブルス決勝は井上明里(橋本総業ホールディングス)/ツァオ・チアイー(台湾)が第3シードのリー・ユーユン(台湾)/奥脇莉音(フリー)を6-4 6-7(5) [10-5]で倒し、ノーシードから優勝を飾った。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

大会最終日◎試合結果

女子シングルス準決勝

○1伊藤あおい(日本/サリュートテニス専門学院)[1] 7-5 6-4 ●16ツァオ・チアイー(台湾)[5]

○24川口夏実(日本/町田ローンテニスクラブ)[4] 6-1 6-2 ●32輿石亜佑美(日本/フリー)[2]

女子シングルス決勝

○24川口夏実(日本/町田ローンテニスクラブ)[4] 6-4 6-3 ●1伊藤あおい(日本/サリュートテニス専門学院)[1]

女子ダブルス決勝

○11井上明里/ツァオ・チアイー(橋本総業ホールディングス/台湾)6-4 6-7(5) [10-5] ●5リー・ユーユン/奥脇莉音(台湾/フリー)[3]


女子ダブルスで優勝を飾った女子ダブルスで優勝を飾った井上明里(橋本総業ホールディングス/左)とツァオ・チアイー(台湾)(写真提供◎大会事務局)


女子ダブルス準優勝のリー・ユーユン(台湾/左)と奥脇莉音(フリー)(写真提供◎大会事務局)

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写真提供◎大会事務局

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