完全アウェーのジャン・シューアイが1回戦で涙の途中棄権 [ハンガリアン・グランプリ]

写真はロスシー国際でのジャン・シューアイ(中国)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ハンガリアン・グランプリ」(WTA250/ハンガリー・ブダペスト/7月17~23日/賞金総額25万9303ドル/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、第2シードのジャン・シューアイ(中国)が第1セット途中で棄権したためワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアマリッサ・トス(ハンガリー)の勝利が決まった。

 第1セット5-5のサービスゲーム15-15からのポイントでジャンが放ったフォアハンドがアウトとコールされ、主審がボールマークを確認してインと判定した。リプレイの映像でもマークでも明らかにインと見えたためジャンは大会オフィシャルの判断を強く求めてプレーを再開したが、次のポイントを取ったあとトスがおもむろに問題のボールマークを足で消してしまった。

 これに激怒したジャンは、「待って、待って!マークを残してよ! 何をしているの? 何でそんなことをするの?」と叫んだ。

 そのあとジャンは一旦ゲームポイントを握ったがブレークされてしまい、チェンジエンドで涙を流しながら試合続行が不可能と判断して棄権を決めた。ジャンは主審に握手を求めたあと対戦相手の元にも向かったが、初のツアー本戦で勝利が決まった20歳のトスは握手したあと両手を上げて喜んだ。

 抗議中もヤジやブーイングを受けていたジャンは完全アウェーの状況で大きなプレッシャーを受け、パニック発作を起こして涙ながらにリタイアした。

 トスは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていたカテリーナ・バインドル(ウクライナ)と対戦する。

 この日プレーしたジャン以外のシード勢は第4シードのユリア・プティンセバ(カザフスタン)と第9シードのナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)が2回戦に駒を進めたが、ディフェンディング・チャンピオンで第1シードのベルナルダ・ペラ(アメリカ)はディアナ・シュナイダー(ロシア)に4-6 5-7で敗れた。

 そのほかの試合ではタマラ・コルパッチ(ドイツ)、アンナ・ボンダール(ハンガリー)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のマリア・ティモフェーワ(ロシア)、予選勝者のアンナ・シスコバ(チェコ)、ワイルドカードを得て参戦したファニ・シュトーラ(ハンガリー)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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