アジア・オリンピック評議会（OCA）が主催する「第19回アジア競技大会」（中国・浙江省杭州／9月24～30日／ハードコート）の男子シングルス決勝で、第2シードの綿貫陽介（フリー）は第1シードのジャン・ジジェン（中国）に4-6 6-7(7)で敗れて銀メダルが確定した。

　今大会の男女シングルス優勝者には、ITF（国際テニス連盟）枠の2024年パリ五輪の出場権が与えられる。

　そのほかの日本勢は女子シングルスで第6シードの加治遥（島津製作所）が4強入りし、銅メダルを獲得した。

　アジア競技大会はアジア地域を対象にした国際総合競技大会で、原則として4年ごとに開催される。1951年にインド・ニューデリーで第1回夏季大会、1986年に日本・札幌で第1回冬季大会が行われた。

日本代表チーム｜テニス競技

男子選手◎綿貫陽介（フリー）、望月慎太郎（IMG Academy Academy）、羽澤慎治（JCR ファーマ）、上杉海斗（江崎グリコ）

男子監督◎高田充（公益財団法人日本テニス協会）

女子選手◎加治遥（島津製作所）、岡村恭香（橋本総業ホールディングス）、小堀桃子（橋本総業ホールディングス）、清水綾乃（Club MASA）

女子監督◎吉川真司（公益財団法人日本テニス協会）

トレーナー◎大瀧レオ祐市（soloolo）、中村僚太（grandrand）

総務◎染谷俊一（公益財団法人日本テニス協会）

出場種目◎テニス競技｜日本代表チーム

男子シングルス：綿貫、望月

男子ダブルス：羽澤／上杉

女子シングルス：加治、岡村

女子ダブルス：小堀／清水

ミックスダブルス：小堀／上杉、清水／羽澤

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位

テニス競技｜決勝結果

男子シングルス決勝

○1ジャン・ジジェン（中国）[1] 6-4 7-6(7) ●64綿貫陽介（日本／フリー）[2]

金メダル◎ジャン・ジジェン（中国）
銀メダル◎綿貫陽介（日本／フリー）
銅メダル◎ホン・ソンチャン（韓国）、フモユン・スルタノフ（ウズベキスタン）

女子シングルス決勝

○1ジェン・チンウェン（中国）[1] 6-2 6-4 ●64ジュ・リン（中国）[2]

金メダル◎ジェン・チンウェン（中国）
銀メダル◎ジュ・リン（中国）
銅メダル◎アレクサンドラ・エアラ（フィリピン）、加治遥（日本／島津製作所）

男子ダブルス決勝

○7スー・ユーシャオ／ジャン・ジェイソン（台湾）6-4 6-4 ●32サケット・ミネニ／ランクマール・ラマナタン（インド）[2]

金メダル◎スー・ユーシャオ／ジャン・ジェイソン（台湾）
銀メダル◎サケット・ミネニ／ランクマール・ラマナタン（インド）
銅メダル◎プルチャ・イサロ／マキシマス・ジョーンズ（タイ）、ホン・ソンチャン／クォン・スンウ（韓国）

女子ダブルス決勝

○32チャン・ハオチン／チャン・ラティーシャ（台湾）[2] 6-4 6-3 ●16リー・ヤーシュエン／リャン・エンシュオ（台湾）[8]

金メダル◎チャン・ハオチン／チャン・ラティーシャ（台湾）
銀メダル◎リー・ヤーシュエン／リャン・エンシュオ（台湾）
銅メダル◎アルディラ・スチアディ／ジャニス・チェン（インドネシア）、バク・ダヨン／チョン・ボヨン（韓国）

ミックスダブルス決勝

○64ラトゥーヤ・ボーセール／ロハン・ボパンナ（インド）[2] 2-6 6-3 [10-4] ●25リャン・エンシュオ／ファン・ツン ハオ（台湾）[9]

金メダル◎ラトゥーヤ・ボーセール／ロハン・ボパンナ（インド）
銀メダル◎リャン・エンシュオ／ファン・ツン ハオ（台湾）
銅メダル◎チャン・ハオチン／スー・ユーシャオ（台湾）、アレクサンドラ・エアラ／フランシス ケーシー・アルカンタラ（フィリピン）


左から女子シングルス銀メダルのジュ・リン（中国）、金メダルのジェン・チンウェン（中国）、銅メダルの加治遥（島津製作所）、アレクサンドラ・エアラ（フィリピン）（Getty Images）