ラドゥカヌがブーズコバを退けジャバーに対する2回戦へ「失うものは何もない」 [アブダビ・オープン]

写真はエマ・ラドゥカヌ(イギリス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムバダラ・アブダビ・オープン」(WTA500/アラブ首長国連邦・アブダビ/2月5~11日/賞金総額92万2573ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)がマリー・ブーズコバ(チェコ)を6-4 6-1で下して好スタートを切った。

 お互いにサービスキープに苦しんだ第1セットをワンブレーク差で先取したラドゥカヌは、第2セット0-1から最後の6ゲームを連取して1時間22分で試合を締めくくった。

「非常に厳しい相手だった。マリーは多くのボールを返してくるから決めるのが凄く難しいの。だからそれを乗り越えることができて本当にうれしいわ」とラドゥカヌは試合後にコメントした。

「彼女の打つボールのスピードやコート、夜のコンディションに慣れるのに時間がかかったけど、うまく適応できたことにとても満足している」

 複数回の手術を受けて約8ヵ月の戦線離脱を強いられたラドゥカヌは1月に復帰し、オーストラリアン・オープンを含む2大会でプレーして2勝2敗の戦績で今大会を迎えている。

 ラドゥカヌは次のラウンドで、第2シードのオンス・ジャバー(チュニジア)と対戦する。上位4シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

「(アラブのスターである)彼女(ジャバー)は間違いなくホームの人気選手だし、それは当然だと思う。私がツアーの新米だったときに優しくしてくれたから、オンスのことは本当に好きなの。次の試合を楽しみにしている」とラドゥカヌは次戦を見据えた。

「(ドローが決まったときに)多くの人々がオンスと当たるかもしれないと言ってきたけど、私はその前にトップ30のマリーとプレーするから簡単じゃないと返していたの。でも今こうしてこの状況に身を置くことができて本当にうれしい。彼女に対して失うものは何もないから思い切って挑むつもりよ」

 ジャバーは大坂なおみ(フリー)とのペアでダブルスのワイルドカードを受け取っており、火曜日の夜にワン・シンユー/ジェン・サイサイ(ともに中国)との初戦をプレーする予定になっている。

 そのほかの試合では第6シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、第7シードのダリア・カサキナ(ロシア)、ソラナ・シルステア(ルーマニア)、予選勝者のアシュリン・クルーガー(アメリカ)が2回戦に駒を進めた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles