世界1位シフィオンテクにも勝った予選勝者カリンスカヤがWTA1000の大舞台で初のツアー決勝進出 [ドバイ選手権]

写真は試合後に握手を交わすアンナ・カリンスカヤ(ロシア/左)とイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(WTA1000/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月18~24日/賞金総額321万1715ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、予選勝者のアンナ・カリンスカヤ(ロシア)が第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-4 6-4で倒す金星を挙げてツアー初優勝に王手をかけた。

 2-4から4ゲームを連取して第1セットを先取したカリンスカヤは第2セット5-2の40-15からからサービスダウンを喫したが、2度目のサービング・フォー・ザ・マッチで迎えた3度目のマッチポイントをものにして1時間41分で世界ナンバーワンに対する初勝利をマークした。

 第9シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)に続いて3日連続でトップ10プレーヤーに勝ったカリンスカヤは同大会で予選から決勝に進出した初の女子選手となったが、過去2度のツアー準決勝(2018年8月のワシントンDCと2022年2月のグアダラハラ)ではいずれも敗れていた。

「彼女(シフィオンテク)は素晴らしい選手だから、冷静でアグレッシブでなければ打ちのめされることはわかっている。だからアグレッシブに戦い続け、彼女をたくさん走らせるのが私のゲームプランだった。勝つことができてうれしいわ」とカリンスカヤは試合後のオンコートインタビューで語った。

 カリンスカヤは決勝で、ソラナ・シルステア(ルーマニア)とのノーシード対決を6-2 7-6(6)で制して勝ち上がったジャスミン・パオリーニ(イタリア)と対戦する。ふたりは過去2戦して1勝1敗と星を分け合っているが、1月のオーストラリアン・オープン4回戦ではカリンスカヤが6-4 6-2で勝っている。

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写真◎Getty Images

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