日本が韓国を3勝0敗で下して予選リーグ2連勝 [フェド杯アジア・オセアニア1部]

「フェドカップ(フェド杯)アジア・オセアニアグループ1部」(インド・ニューデリー/2月7~10日/ハードコート)の大会2日目は予選リーグの第2戦が行われ、ワールドグループ復帰を目指す日本はプールBの第2戦で韓国と対戦した。

 4年連続でアジア・オセアニアゾーンでの戦いとなる日本は、第1試合で奈良くるみ(安藤証券:単102位)がチョン・スナム(単435位)を6-3 6-0で、第2試合のエース対決では日比野菜緒(LuLuLun:単90位)がハン・ナレ(単255位)を-6 7-6(2) 6-2で破り、勝利を確定させた。

 日本は第3試合のダブルスでも加藤未唯(佐川印刷:複57位)/二宮真琴(橋本総業ホールディングス:複38位)が勝利をおさめ、韓国を3勝0敗で下して2連勝を飾った。

 台湾が2敗目を喫したことにより、日本は3戦目で台湾に負けてもタイと韓国との直接対決に勝利しているため、プールBの首位通過が確定した。

勝利を確定させる2勝目を挙げ、メンバーと喜びを分かち合う日比野菜緒(LuLuLun/右)

 フェド杯は男子のデビスカップ(デ杯)と同様に、ITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦。世界の上位16ヵ国が争うトップカテゴリーは「ワールドグループ」と「ワールドグループⅡ」の2部(8ヵ国ずつ)に分けられている。

 ワールドグループの会場はホーム&アウェー方式となっているが、各地域ゾーンは1ヵ所集中開催。今年のアジア・オセアニアゾーン1部はインド・ニューデリーで行われ、日本を含めた8ヵ国が2グループに分かれて総当たり戦を行い、最終日の順位決定戦で両グループの1位通過国同士が優勝決定戦(各グループ順位決定戦)を行う。いずれの対戦もシングルス2試合、ダブルス1試合の3試合によって争われる。

 優勝国は4月21日、22日に行われるワールドグループ2部プレーオフに進出し、各プール3位の国が別プール4位の国と対戦し、敗れた2国がアジア・オセアニアゾーン・グループ2部に自動降格となる。

プールA|第2戦

中国(2勝)2-1 香港(2敗)

S2 ○ワン・ヤファン(単125位)6-3 6-2 ●エウディス・チョン(単331位)
S1 ●ジュ・リン(単120位)3-6 4-6 ○リン・ジャン(単761位)
D ○ワン(複119位)/ヤン・ザオシャン(複31位)6-1 6-0 ●チョン(複1087位)/ジャン(複481位)

カザフスタン(2勝)2-1 インド(2敗)

S2 ○ザリナ・ディアス(単55位)6-3 6-2 ●カルマン・タンディ(単284位)
S1 ●ユリア・プティンセバ(単81位)3-6 6-1 4-6 ○アンキタ・レイナ(単253位)
D ○ディアス(複377位)/プティンセバ(複778位)6-0 6-4 ●レイナ(複204位)/プラルタナ・トンバリ(複131位)

プールB|第2戦

日本(2勝)3-0 韓国(1勝1敗)

S2 ○奈良くるみ(安藤証券:単102位)6-3 6-0 ●チョン・スナム(単435位)
S1 ○日比野菜緒(LuLuLun:単90位)1-6 7-6(2) 6-2 ●ハン・ナレ(単255位)
D ○加藤未唯(佐川印刷:複57位)/二宮真琴(橋本総業ホールディングス:複38位)6-2 6-2 ●キム・ナリ(複350位)/イ・ソラ(複637位)

台湾(2敗)1-2 タイ(1勝1敗)

S2 ○リー・ペイチー(単454位)4-6 6-4 6-3 ●パトチャリン・チプチャンデジ(単502位)
S1 ●スー・チーユ(単377位)0-6 1-6 ○ルクシカ・クンクン(単99位)
D ●スー・チンウェン(複307位)/リー・ペイチー(複523位)5-7 2-6 ○クンクン(複166位)/ピアンタン・プリプーチ(複127位)

※トップ写真はチームの1勝目を挙げた奈良くるみ(安藤証券)
撮影◎テニスマガジン

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