国際テニス連盟が競技活動再開のガイドライン第一弾を公開
国際テニス連盟(ITF)は金曜日、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的大流行により引き起こされた各国政府による制限が解除されたあとに競技活動を再開させる場合の国内団体に向けたガイドラインを公開した。
男子と女子のプロサーキットはパンデミックのため1ヵ月半以上休止しており、少なくとも7月半ばまでこの状況が続くことになっている。
第一弾となるこのガイドラインは、国内および地方レベルの競技会を対象としている。あくまで各国政府の決定が優先され、現在実施している制限が十分に緩和されるまではテニスを行うべきではないことも強調されている。
公式サイトでは推奨される対策の例として、以下のようなことを紹介している。
・選手同士は2m以上離れ、試合後の握手など身体的接触を避ける。
・チェンジエンドの際は選手がそれぞれネットの別々のサイドから移動する。
・ボールは選手ごとに別々のセットを使用し、プレーする前にしっかりマークしておく。
・選手同士で道具(ラケット、タオル、ドリンクボトルなど)を共有しない。
・試合はシングルスのみを行う。
・試合は無観客で実施する。
ITFはこのような対策を講じることでウイルス感染のリスクを最小限に抑えることはできるが、完全に排除することはできないと明言している。
なお、国際大会の再開についてはパンデミックの状況に合わせ、適切な時期に改めて具体的なガイドラインを制定するとしている。
※写真はイメージ(Getty Images)
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