ツアーの過密スケジュールの只中で、トッププレーヤーにとって男子世界国別対抗戦「デビスカップ」を魅力的な大会にし続けようとする試みから、同大会は来年、3セットマッチのフォーマットを試すことになった。
 
 この変化が適用されるのは、ゾーン・グループ1と2、つまりワールドグループ下のカテゴリーの試合で、2018年2月の1回戦から、さっそく試合は3セットマッチとなる。

  グループ1の試合は金曜日と土曜日、グループ2の試合は土曜日と日曜日に行われる。シングルスは初日に行われ、ダブルスがそれに続き、それから対戦相手を入れ替えたシングルスが2日目にくる。
 
 国際テニス連盟(ITF)会長のデビッド・ハガティ氏は、もしこのトラリアルが成功をおさめれば、ワールドグループの試合にも変更が適用される可能性は高い、と言った。
 
 8月のITF総会における各国メンバーによる投票後に行われることになった、他のトライアルの一環として、ワールドグループとグループ1と2では、チーム・サイズを4人から最大5人に拡大することが許される。

2017年9月に大阪で開催されたデ杯ワールドグループ・プレーオフ、日本対ブラジル戦
OSAKA, JAPAN - SEPTEMBER 18: Yuichi Sugita (3rd L) and Go Soeda (4th L) of Japan sign autographs for fans after the team's 3-1 victory against Brazil during day four of the Davis Cup World Group Play-off between Japan and Brazil at Utsubo Tennis Center on September 18, 2017 in Osaka, Japan. (Photo by Kiyoshi Ota/Getty Images)

 また、もし第4試合で勝負が決まった場合には、第5試合は行われない。チームが逆転不可能な3勝0敗のリードを奪った場合には、第4試合のみがプレーされることになる。
 
「我々はデビスカップという大会に相応しい名声、特質を与える、プレーヤーにとってやりやすい方式を編み出すため努力しているところだ」と、ハガティ氏は金曜日に発したプレスリリースの中で述べた。
 
 8月に可決された他の変更の中には、デ杯での試合前の義務が軽減されること、決勝進出国は翌年の1回戦の開催地の選択権を与えられることなどがあった。(C)AP(テニスマガジン)

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