トップシードのチリッチ「週末に向かって調子を上げたい」[楽天ジャパンオープン]

 国内最大の男子国際大会「楽天ジャパンオープン」(ATP500/本戦10月2~8日/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/賞金総額156万3795ドル/ハードコート)は1日、出場選手たちの公開練習「ATP SUNDAY @ RAKUTEN JAPAN OPEN」が行われている。

 公開練習を前に、トップシードのマリン・チリッチ(クロアチア)が記者会見を行い、大会への意気込みを語った。ウインブルドン準優勝のあと(決勝でロジャー・フェデラーに敗退)、ケガの影響でしばらく休養していたチリッチ。復帰後はUSオープン(3回戦)、デビスカップ・プレーオフ(対コロンビアでシングルス2勝)、新設のチーム戦「レーバー・カップ」をプレーし、復調を目指しているという。

「これまで、安定とハイレベルのバランスのとれたプレーを目指してきて、クレー(全仏ベスト8)、グラスコート(ウインブルドン準優勝)で信じられない結果を残せた。今までも目指してきたテニスだったが、それが実現できていると感じている。USオープン、デビスカップ、レーバー・カップとプレーして、あといくつかの試合をこなせば、調子を取り戻せるのではないか。1回戦はいつもたいへんで集中しなければいけないし、どの試合も100%集中したい。それをやるうちに調子を上げ、週の終わりには、さらにいい調子に上げることが目標だ」

 チリッチは今大会が5度目(2006、2007、2015、2016、2017年)の出場で、最高成績は昨年のベスト4(ダビド・ゴファンに敗れる)。今大会で一番印象に残っている試合は?と記者に尋ねられたチリッチは、「2年前のケイとの対戦(準々決勝で錦織圭に6-3 5-7 3-6で敗退)。コロシアムが観客でいっぱいで、もちろんケイのほうが応援が多かったけれど、自分にも声援を送ってくれ、リスペクトを示してくれた。そういう観客の前でプレーできたことがいい思い出として残っている」と答えた。

 チリッチの1回戦は2日、月曜日、センターコートの第2試合に組まれている。相手は予選勝者で、1日に行われる予選決勝の結果次第となる。

(編集部)

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