「手術も入院も初めての経験でした」西岡良仁が退院
3月に行われたATP1000のマイアミ・オープンで左膝を負傷し、4月上旬に前十字靭帯の手術を受けていた西岡良仁(ミキハウス)が入院していた病院を退院し、今後は都内のナショナルトレーニングセンターでリハビリ生活を送ることになった。
入院中の西岡は元気そうだった。「左膝以外は何ともないので。食事も好きなものを食べていますし、全然元気ですよ」と笑顔だった。「もう明日(4月28日)、退院することになりました。ここから先も長いですけど頑張っていきたいと思います」と左膝をさすった。
今シーズンは好調をキープしていた。ATP500のアカプルコでラファエル・ナダル(スペイン)に敗れたもののベスト8に入り、ATP1000のインディアンウェルズではトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)に勝ち、自己最高ランク58位を記録した。その矢先のアクシデントだった。
「(手術は)ショックと言えばショックですけど、でも仕方ないかなと。すごく(ランキングが)落ちているときにこうなったら嫌だったんですけど、いいときにこうなったので、今は気持ちが満たされています。『俺、強いぞ』のままで止まっているので(笑)」
今シーズンの好調の要因を聞くと、西岡は「特にないんです」と言った。「大きく変えたところは何もなくて。ただ、全豪で(ロベルト・バウティスタ)アグート(スペイン)、デ杯で(ジル・)シモン(フランス)と、負けたけれど手応えがあって。彼らと戦い続けること、トライしていくことが重要だと思いました」と言葉に力を込めた。
マイアミは連戦の疲れもあって欠場するつもりだったが、本戦入りが決まって出場を決めた。「あれは事故。欠場していたら(前十字靭帯断裂は)防げたかもしれませんが、それでもほぼ切れかけていたと思うし、時間の問題だったと思います」。
入院も手術も初めての経験。「これも人生の一部ということで」と西岡が笑う。7月くらいからジョギングを始めたいと思っているが、復帰は未定だ。「完全な状態で戻りたいので焦らずしっかりと治します」。これからのリハビリ生活も、21歳の西岡にとっては自分と向き合う貴重な時間となる。
(西岡選手のインタビューは5月21日発売のテニスマガジン7月号に掲載)
(テニスマガジン/Tennis Magazine)
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